massive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
massiveの語根はラテン語の「massa(塊・まとまり)」。単に「大きい」という寸法の問題ではなく、「密度が高く、ずっしりとした塊感」がコアイメージ。岩山や大きな石像のように、物理的な重量感・存在感が内側からにじみ出ているイメージだ。そこから転じて、量・規模・影響力が圧倒的に大きいことにも使われる。たとえばa massive heart attackは「塊のように重くのしかかる心臓発作=大規模な心筋梗塞」、a massive supportは「どっしりした支持=圧倒的な支持」を意味する。「大きい」と訳す場合もあるが、その根底にあるのは常に「凝縮された重量・規模感」だ。
2意味一覧
-
形
どっしりした、巨大な(物理的な大きさ・重さ)
密度の高い塊としての存在感がそのまま「巨大でどっしりした物体」の描写に現れる。 -
形
大規模な、膨大な(量・程度が圧倒的)
塊のような重みが抽象的な規模・量に転用され、「圧倒的な大きさ・広がり」を表す。 -
形
深刻な、甚大な(被害・打撃など)
重い塊がのしかかるイメージから、影響や被害が「重く・逃れがたいほど大きい」という深刻さを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
bigやlargeと同じ意味で使える場合も多いが、massiveは「密度・重量感・圧倒感」が伴う語。a big houseはただ大きい家だが、a massive houseはどっしりした存在感のある家というニュアンスが加わる。軽いものや薄いものには使いにくい点に注意。
日本語の「大量の」に引っ張られて数量にしか使わないと損。a massive rockのように物理的な物体に使う場面や、a massive failureのように深刻な事態に使う場面を見落としやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| huge | 純粋に「寸法・サイズが巨大」という意味。massiveのような密度・重量感のニュアンスは薄く、軽いものにも使える。 |
| enormous | 「規範を大きく逸脱したほどの大きさ」というニュアンス。驚きを強調するが、massiveの「どっしり感」はない。 |
| colossal | 「コロッセオのように記念碑的に巨大」というイメージ。massiveより誇張度が高く、やや文語的。 |
| substantial | 「実質・中身がしっかりある」ことを強調。massiveが外見・規模の圧倒感なのに対し、substantialは内実・信頼性寄り。 |
対義語: tiny、slight、negligible
6派生語・関連語
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mass
名
塊、質量、大衆
-
massively
副
大規模に、圧倒的に -
massiveness
名
どっしりとした大きさ、巨大さ
7コロケーション
- massive damage(甚大な被害)
- massive investment(大規模な投資)
- massive heart attack(大規模な心筋梗塞)
8確認テスト
「The earthquake caused massive destruction across the region.」
① その地震は地域全体に少々の被害をもたらした。
② その地震は地域全体に甚大な破壊をもたらした。
③ その地震は地域全体に大きな混乱をもたらした。
④ その地震は地域全体にわずかな損害をもたらした。
② massive destructionはただ「大きな破壊」ではなく、「塊がのしかかるような逃れがたい甚大な破壊」というコアイメージを持つ。①は規模が小さすぎ、③はdestructionを「混乱」と意訳しすぎ、④はmassiveの意味と真逆。文脈上の深刻さも踏まえると「甚大な破壊」が最も自然。
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