mysterious
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
mysteriousの語根はギリシャ語の「mystes(秘儀に参加する者)」に由来し、「秘密の儀式」「目を閉じる(見えない)」というイメージが根底にある。コアイメージは「本来なら知れるはずなのに、何かに隔てられて正体や理由が見えない状態」。単なる「知らない」ではなく、「なぜかわからない・説明がつかない」という不可解さや、意図的に隠されているかのような雰囲気を帯びる。だからこそ「謎めいた」「神秘的な」という訳が生まれ、文脈によっては「不思議な」「怪しい」「謎の多い」とも訳せる。霧の中に人影がぼんやり見えるように、存在は感じられるが輪郭がつかめない——そんな感覚が全ての意味を貫くコアイメージだ。
2意味一覧
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形容詞
謎の、謎めいた
人物や出来事の正体・動機が霧に包まれて見えない状態。「このひとは何者なのか」「なぜこうなったのか」が掴めないときに使う。 -
形容詞
神秘的な、不思議な
科学や論理では説明できない、あるいは解明されていない現象に対して使う。「見えない力が働いている」という畏敬のニュアンスを含む。 -
形容詞
素振りが怪しい、わけありな
人が何かを意図的に隠しているかのような態度・行動に使う。「mysterious smile(謎めいた微笑み)」のように、相手の内心が読めないもどかしさを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「mysterious」は単に「知らない(unknown)」とは違い、「わかりそうでわからない・説明がつかない」という不可解さが必須。知らないだけなら unknown や unfamiliar を使う。
「神秘的」と訳すと positive な畏敬のイメージになり、「謎の・怪しい」と訳すと suspicious に近いニュアンスになるが、どちらも同じ単語。文脈を見て訳語を使い分けることが重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| enigmatic | 謎めいた人物の「性格・人格」に焦点が当たるフォーマルな語。mysteriousより知的・文学的な響きがあり、「謎めいた表情・発言」など人間的な謎に多く使う。 |
| puzzling | 「困惑させるほど理解しにくい」という認知的な混乱が前面に出る。mysteriousの「霧に包まれた雰囲気」より、頭を抱えるような知的な難しさのニュアンス。 |
| mystical | 宗教・霊性・超自然と深く結びついた「神秘的な」。mysteriousが「正体不明の謎」なのに対し、mysticalは「聖なる・超越的な力」との関わりを含意する。 |
対義語: obvious、transparent、clear
6派生語・関連語
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mystery
名詞
謎、神秘、ミステリー(小説のジャンルとしても)
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mysteriously
副詞
謎めいて、不思議なことに -
mystify
動詞
(人を)当惑させる、煙に巻く
7コロケーション
- mysterious circumstances(謎の状況・不審な状況)
- mysterious smile(謎めいた微笑み)
- mysterious disappearance(謎の失踪)
8確認テスト
“He was always mysterious about where he spent his weekends.”
① 彼は週末の過ごし方についていつも神秘的だった。
② 彼は週末をどこで過ごすか、いつも謎めいた素振りをしていた。
③ 彼は週末の過ごし方についていつも不思議そうだった。
④ 彼は週末の過ごし方を、いつも不思議に思っていた。
②
「mysterious about ~」は「〜について意図的に隠しているかのような、謎めいた態度をとる」という使い方。①は訳語として浮いており、③④は主語の態度ではなく感情・感覚にすり替わっている。コアイメージ「正体(情報)が見えない状態」が、ここでは人の行動・態度に向けられており、「わけありな・もったいぶった」雰囲気が出るため②が最も自然。
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