namely
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
namely は name(名前をつける・名指しする)という動詞に -ly がついた副詞で、「まさにその名前を挙げるとすれば」というコアイメージを持つ。漠然と述べたことに対して「具体的に言うと〇〇」と名指しして特定・列挙する機能を担う。「つまり」「すなわち」と訳されることが多いが、単なる言い換えではなく、「前の語・句をより具体的に指定する」という点が本質。i.e.(id est)と似た役割を持つが、namely は特にリスト・列挙との相性がよく、「その名を挙げれば〜」という具体化の意識が強い。「A、namely B and C」の形で「Aとは、すなわちBとCのこと」と内容を明確に絞り込む。
2意味一覧
-
副詞
すなわち、つまり(具体的に言うと)
前に示した概念・集合を「名指しして」具体的な内容に絞り込む働き。「言い換え」というより「具体的な特定・列挙」のニュアンスが強い。 -
副詞
具体的には〜(内訳・構成要素を示す)
「Aという集合がある、名前を挙げると〜」という流れで、集合の内訳や構成要素を列挙する文脈でも用いられる。この場合「具体的には」「例えば具体的に挙げると」に近いニュアンスになる。
3例文
4よくある間違い・注意点
namely は「言い換え(=同じことを別の言葉で)」ではなく「具体的な内容を名指しして絞り込む」機能が本質。そのため、前の語が具体的な内容と同じレベルで既に説明されている場合には使いにくい。i.e.(つまり)と混同されやすいが、namely は特に列挙・特定との相性が強く、フォーマルな書き言葉で使われることが多い点も覚えておこう。
namely の直後には必ず「前の語句が何であるかを具体的に示す内容」が来る。namely の後ろに来るのが「言い換え」ではなく「具体的な要素の列挙」であることを意識すると使い方が明確になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| that is (to say) / i.e. | 言い換えや補足説明に広く使われる。namely ほど「名指しして列挙」する意識は強くなく、単なる言い換えにも使える。口語でも書き言葉でも使いやすい。 |
| specifically | 「より具体的に言うと」という意味で部分的に重なるが、具体例を一つ絞り込む際に使い、namely のように要素を列挙するニュアンスは薄い。 |
| to wit | namely とほぼ同義の古風・法律的な表現。現代英語では格式ばった文書以外ではほとんど使われない。 |
6派生語・関連語
-
name
名詞・動詞
名前;名前をつける・名指しする -
named
形容詞
〜という名の、名指しされた
7コロケーション
- namely A and B(すなわちAとB)
- one thing, namely ~(ひとつのこと、すなわち〜)
- for one reason, namely ~(ある理由から、すなわち〜)
8確認テスト
The report identified three major problems, namely poor communication, lack of funding, and unclear goals.
① …というのも、コミュニケーション不足、資金不足、目標の不明確さがあるからだ
② …すなわち、コミュニケーション不足、資金不足、目標の不明確さである
③ …たとえば、コミュニケーション不足、資金不足、目標の不明確さなどだ
④ …しかしながら、コミュニケーション不足、資金不足、目標の不明確さがあった
②
「3つの大きな問題」という漠然とした集合を名指しして具体的に列挙しているのが namely のコアイメージ。①は理由説明(because に近い)、③は例示(for example に近い)、④は逆接(however)でいずれも namely の「前の語句を名指しして特定する」機能とは異なる。「すなわち〜である」が最もコアイメージを正確に反映した訳。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。