nurture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
nurtureの語源はラテン語の「nutrire(栄養を与える)」にさかのぼる。単に「育てる」のではなく、栄養・愛情・環境を継続的に与えながら、その対象が本来持っているポテンシャルを引き出すというイメージが核心にある。親が子を育てるように、時間と手間をかけて丁寧に関わり続けることがポイント。才能・関係性・アイデアなど、目に見えない抽象的なものにも使える点が特徴的で、「放っておいたら育たないものを、意図的に世話をして成長させる」というニュアンスを常に含んでいる。
2意味一覧
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動詞
養育する、育む
子どもや若者に栄養・愛情・教育を継続的に与えて成長させる行為。コアイメージの最も典型的な用法。 -
動詞
(才能・感情・関係などを)大切に培う、伸ばす
目に見えない才能や感情、人間関係を「枯らさないよう手をかけ続ける」というコアイメージが転用された用法。 -
名詞
養育、後天的な環境・教育(⇔nature 生まれつきの素質)
「人を形成するのは生まれか育ちか(nature or nurture)」という有名な対比表現で使われる。「手をかけて与えられるもの=後天的環境」というコアイメージから名詞化した意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
raiseやraise childrenと混同しがち。raiseは「(子どもを)大人になるまで育てる」という完結した行為を指すのに対し、nurtureは「世話・愛情・関わりを継続的に与える過程」に焦点があるため、才能や関係性など人以外にも広く使える点が大きな違い。
名詞用法(nature vs. nurture)を知らずに動詞しか覚えていないと、長文読解で意味が取れなくなる。この対比は学術系の英文に頻出なので必ず押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| foster | 「条件や環境を整えて促進する」ニュアンスが強く、感情・雰囲気・状況にも使われる。nurtureほど愛情・継続的な手間のイメージは薄い。 |
| cultivate | 土を耕すイメージが語源で「意図的に磨き上げる・開拓する」に近い。スキル・習慣・人脈など計画的な努力の文脈で使われ、nurtureより感情的な温かみが少ない。 |
| raise | 「子どもを成人になるまで育てる」という完結した行為。nurture のように才能や関係性には使えない。 |
| nourish | 栄養を与えて健康を保つという身体的・物質的な意味合いが強い。nurtureより精神的・感情的なケアのニュアンスは薄い。 |
対義語: neglect、stifle
6派生語・関連語
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nurturing
形容詞
養育的な、思いやりのある(例:a nurturing environment 心が育つ環境) -
nurturer
名詞
養育する人、育てる人
7コロケーション
- nurture talent(才能を育む)
- nurture a relationship(関係を大切に育てる)
- nature vs. nurture(生まれか育ちか)
8確認テスト
“The school’s mission is to nurture curiosity and a love of learning in every student.”
① 好奇心と学習意欲を生徒全員に植え付ける
② 好奇心と学習意欲を生徒全員の中で大切に育む
③ 好奇心と学習意欲を生徒全員に教え込む
④ 好奇心と学習意欲を生徒全員から引き出す
②
「教え込む」や「植え付ける」は一方的な注入のイメージで、nurtureの「手をかけて継続的に世話をし、ポテンシャルを引き出す」というニュアンスとは異なる。④も惜しいが、nurtureは「引き出す」だけでなく「育て続ける過程」全体を含む。②の「大切に育む」が、愛情と継続性を兼ね備えたコアイメージに最も忠実な訳。
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