of
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
of のコアイメージは「ある全体からの切り離し・帰属」である。もともとラテン語の de(〜から)に対応し、「何かから切り離された一部」あるいは「何かに属している」という関係を示す。a cup of water は「水という全体から切り離された一杯分」、a man of his word は「その人のアイデンティティが『約束を守ること』に属している」という感覚だ。日本語の「〜の」に対応することが多いが、英語の of はより広く「起源・所属・構成・性質の帰属」を一括して表す。この「帰属と切り離し」という根っこを掴むと、どの文脈でも意味が自然に読み解けるようになる。
2意味一覧
-
前置詞
〜の(所属・所有・起源)
「ある全体に帰属している」関係を示す最も基本的な用法。the roof of the house なら「家という全体に帰属した屋根」。 -
前置詞
〜を(目的語的な関係)
love of music のように、動作や感情が向かう対象を示す。「音楽という対象に帰属した愛着」と考えると自然。 -
前置詞
〜でできた・〜からなる(構成・材料)
a glass of water や made of wood のように、全体が何によって「構成されているか(切り離された部分が何か)」を示す。 -
前置詞
〜という(同格・性質の説明)
the city of Paris や a man of courage のように、名詞の性質や内容を補足説明する。「その人の本質がどこに帰属するか」を示す用法。 -
前置詞
〜のうちの・〜の中から(部分)
some of us や most of the students のように、全体から「切り離された一部分」という本来のイメージがそのまま現れる用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
die of と die from を混同しやすい。die of は病気・感情など「内部・直接原因」に帰属する死(die of cancer / hunger)、die from は外部的・間接的原因(die from an injury)に使う傾向がある。
「〜の」と機械的に訳そうとすると意味が通じなくなることがある。a man of his word を「彼の言葉の人」と訳しても意味不明。of の示す「帰属・性質」を意識し、文脈から自然な日本語を作ることが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| from | from は「起点からの移動・分離」を強調する。come from Japan(日本を出発点として来た)のように動的な起源を示すのに対し、of は静的な帰属・所属関係を示す。 |
| belonging to | 所有・所属の意味に限定されるフレーズ。of はより広く性質・構成・起源まで表せる点で守備範囲が広い。 |
6派生語・関連語
7コロケーション
- a lot of 〜(たくさんの〜)
- instead of 〜(〜の代わりに)
- because of 〜(〜のために・〜が原因で)
8確認テスト
“She spoke of her childhood with a smile.”
① 彼女は笑顔で幼少期のことを話した。
② 彼女は笑顔で幼少期から話した。
③ 彼女は笑顔で幼少期に話した。
④ 彼女は幼少期の笑顔で話した。
① が正解。speak of 〜 は「〜について話す」という意味の重要表現で、of は話す内容(対象)への帰属を示す。〜を・〜について、と訳すのが自然。② の「〜から」は from のイメージ、③「〜に」は at/in のイメージであり of とは異なる。④ は文構造の読み違い。
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