laborious
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
「laborious」の根底にある語源は、ラテン語の「labor(労働・苦労)」です。この単語は「大量の力と時間を注ぎ込まなければならない重苦しさ」をコアイメージとして持ちます。物事を達成するために必要な努力・苦労が通常をはるかに超えているという感覚です。そのため、仕事や作業に使えば「骨の折れる」「骨が折れるほど困難な」、文体や話し方に使えば「力みすぎてぎこちない・重たい」というニュアンスが生まれます。「難しい」という意味の difficult が客観的な難易度を指すのに対し、laborious は「そこに費やされる労力の重さ」に焦点を当てている点が特徴です。
2意味一覧
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形容詞
骨の折れる、大変な苦労を要する(仕事・過程・日々などに対して)
「labor(重い労働)」から派生しており、達成するまでに多大な力を注ぎ込まなければならない状態を表す。 -
形容詞
ぎこちない、力みすぎた(文章・話し方・スタイルなどに対して)
過剰な労力を感じさせる重たさが、表現のスタイルにも転用され、「自然さがなく、苦労して作られた感じ」を指すようになった。 -
形容詞
勤勉な、精力的に働く(人に対して・やや古い・文語的用法)
多大な労力を惜しまず注ぎ込む人、という視点から「勤勉な人物」を形容する用法。現代英語では稀だが、古典的な文章や文学で見られる重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「laborious」は難易度(difficult)ではなく、そこにかかる労力の重さに焦点があります。「difficult な仕事」は単に難しいですが、「laborious な仕事」は膨大な手間と時間がかかる仕事です。この違いを意識して使い分けましょう。
文章や文体を形容する用法(「ぎこちない・重たい」)を見落としやすいので注意。例えば「a laborious style of writing」は「骨の折れる文体」ではなく「力みすぎてぎこちない文体」という意味になります。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| arduous | 「arduous」は急な山を登るような、激しい困難さ・きつさに焦点。laborious は労力の多さ・手間のかかり具合に焦点がある。 |
| painstaking | 「painstaking」は細部への注意と丁寧さを強調するポジティブなニュアンス。laborious は単純に重労働であることを述べ、ネガティブ寄り。 |
| tedious | 「tedious」は単調さや退屈さに焦点があり、飽き飽きする感じ。laborious は重労働・大変さに焦点で、退屈さは含まない。 |
| toilsome | 「toilsome」はほぼ同義だが、より文語的・詩的な表現。laborious の方が現代英語で一般的。 |
対義語: effortless、easy、simple
6派生語・関連語
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laboriously
副詞
苦労して、骨を折って、ぎこちなく -
laboriousness
名詞
骨の折れること、困難さ -
labor
名詞・動詞
(名)労働、苦労;(動)苦労して働く、骨を折る
7コロケーション
- laborious process(骨の折れる過程)
- laborious task(手間のかかる作業)
- laborious style(力みすぎてぎこちないスタイル)
8確認テスト
The committee produced a laborious report that ran to five hundred pages but said very little of substance.
①簡潔な
②骨の折れる・多大な手間のかかった
③骨の折れるほど難しい内容の
④熱心に書かれた
②「骨の折れる・多大な手間のかかった」が正解。500ページにもわたるという文脈から、作成に多大な労力・手間がかかったことが読み取れる。①は逆の意味。③は難易度の話になってしまい文脈に合わない。④はポジティブすぎてこの文の批判的トーンと矛盾する。
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