offend
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
offend の語源はラテン語 offendere(ob-「向かって」+ fendere「打つ」)。「相手に向かって打ちかかる」イメージが根底にある。物理的な攻撃ではなく、言葉・行為・存在が相手の「許容できる範囲」を越えて侵入し、不快感や痛みを与えること。感情を傷つける場面では「怒らせる・気分を害する」、道徳や法律の境界を越えた場面では「罪を犯す」という訳になる。どちらも「越えてはいけない線を越えてしまう」という共通のコアイメージから派生しており、日本語の「傷つける」と「犯す」がまったく別の意味に見えても、offend 一語で自然につながっている。
2意味一覧
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動詞
(感情・自尊心などを)傷つける、気分を害する、怒らせる
相手の感情的な「許容範囲」を踏み越えて打ちかかるイメージ。意図の有無にかかわらず、相手が不快・不快傷を感じる状態を引き起こす。 -
動詞
(法律・道徳・規則などに)違反する、罪を犯す
社会や法が定めた「境界線」を越えてしまうイメージ。offend against the law(法律に違反する)のように against を伴うことが多い。 -
動詞
(五感に)不快感を与える、〜を害する
臭い・音・見た目などが感覚の「許容限界」を越えて不快を引き起こす用法。offend the eyes / nose のように使い、日本語では「目を汚す」「鼻を刺激する」のように訳せる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「offend=怒らせる」と覚えると、anger と混同しやすい。anger は怒りを「直接引き起こす」ニュアンスが強いが、offend は「不快・傷つき・屈辱感」など幅広い不快感を指す。相手が必ずしも怒るとは限らず、ひどく傷ついて沈黙するケースも offend。
法律文脈で「罪を犯す」と使う際、commit a crime との違いに注意。offend は「禁止された境界を越える行為全般」を指し、やや軽いニュアンスの違反から重大な犯罪まで幅広く使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| insult | 相手を意図的に侮辱・軽蔑する行為に焦点。offend より攻撃性・意図性が強く、相手の尊厳を「下に見る」ニュアンスがある。 |
| upset | 感情的な動揺・混乱を引き起こすこと全般を指す。offend の「境界侵犯」ではなく、単に「気持ちをかき乱す」イメージ。 |
| irritate | 繰り返すことでイライラさせる、じわじわと不快にするニュアンス。一度の境界侵犯という offend とは異なり、慢性的な刺激感。 |
対義語: please、delight、gratify
6派生語・関連語
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offense / offence
名詞
違反、犯罪;無礼、侮辱(take offense で「気分を害する」) -
offensive
形容詞
不快な、侮辱的な;攻撃的な(名詞でも「攻勢」の意)
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offender
名詞
違反者、犯罪者(first offender で「初犯者」) -
inoffensive
形容詞
無害な、誰の感情も傷つけない
7コロケーション
- offend against ~(法律・規則・道徳などに違反する)
- take offense at ~(〜に腹を立てる、気分を害する)
- no offense(meant)(悪気はないんだけど、気を悪くしないで)
8確認テスト
“His crude jokes offended many people in the audience.”
① 多くの観客を楽しませた
② 多くの観客の気分を害した
③ 多くの観客を混乱させた
④ 多くの観客を落胆させた
② 多くの観客の気分を害した。crude jokes(下品なジョーク)が聴衆の「感情的許容範囲」を踏み越えた場面。anger(激怒)でも upset(動揺)でもなく、不快感・侮辱感という幅広い感情的ダメージを指すのが offend のコアイメージ。
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