upset
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
upsetは「up(上に)+ set(置かれた状態)」が崩れるイメージ。コップが「ひっくり返る」「転覆する」が原義で、そこから「安定・平静が乱される」という意味が広がった。感情的には「心の平静がひっくり返った状態」→狼狽・動揺・怒り。胃腸に使えば「胃の調子が乱れた状態」→胃の不調。動詞では「計画・予測をひっくり返す」→番狂わせを起こす。どの品詞・どの文脈でも「安定していたものが崩される」という一本のイメージが貫いている。これを掴めば、文脈ごとの日本語訳を自然に導き出せる。
2意味一覧
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形容詞
動揺して、うろたえた、気が動転した(怒り・悲しみ・驚きを含む幅広い感情の乱れ)
心の安定状態が「ひっくり返された」結果として、怒り・悲しみ・不安などさまざまな形の動揺が生まれる。例文の日本語訳「怒っている」はそのひとつの表れ。 -
形容詞
(胃・お腹が)不調の、具合の悪い
胃の通常の状態が「ひっくり返された」イメージ。an upset stomach で「胃の不調、胃もたれ」。 -
動詞
(人を)動揺させる、悲しませる、怒らせる
他者の心の平静を「ひっくり返す」行為。Don’t upset him. で「彼を動揺させるな」。 -
動詞
(計画・予測などを)覆す、狂わせる;(試合で)番狂わせを起こす
期待されていた安定した結果・秩序を「ひっくり返す」イメージ。スポーツの番狂わせに頻出。 -
名詞
番狂わせ;感情の乱れ;胃の不調
「ひっくり返された」という出来事・状態そのものを名詞化したもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
upsetの感情は「怒り」だけではない。angry(怒り)と違い、悲しみ・不安・失望など心が乱れた状態全般を指す。日本語の「怒っている」に引っ張られすぎず、「動揺している・傷ついている」の意味を見落とさないようにしよう。
upsetは形容詞・動詞・名詞の3品詞で使われるのに、形容詞だけ覚えている人が多い。動詞「覆す/番狂わせを起こす」と名詞「番狂わせ」は受験でも頻出なので必ず押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| disturb | 「平静を乱す」という点は共通だが、disturbは外部からの邪魔・妨害のニュアンスが強く、精神的動揺よりも「邪魔する」に近い。 |
| agitate | 強い不安・興奮状態でそわそわさせるイメージ。upsetより激しく、内部から揺れ動く感じ。 |
| distress | 苦悩・苦痛の度合いがupsetより強く、深刻な苦しみを伴うことが多い。 |
対義語: calm、composed、at ease
6派生語・関連語
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upsetting
形容詞
(物事が)動揺させる、心を乱す -
upshot
名詞
(別語源だが混同注意)結果、結末
7コロケーション
- upset stomach(胃の不調)
- be upset about [over] ~(〜のことで動揺している)
- upset the balance(バランスを崩す)
8確認テスト
“The injury to their star player upset the team’s plans for the season.”
① チームのスター選手の負傷が、チームメイトを怒らせた。
② チームのスター選手の負傷が、シーズンのチーム計画を狂わせた。
③ チームのスター選手の負傷が、チームを動揺させて泣かせた。
④ チームのスター選手の負傷が、シーズンを通してチームを悩ませた。
②
【解説】ここでのupsetは「計画・秩序をひっくり返す(狂わせる)」という動詞用法。目的語がthe team’s plans(チームの計画)という「物事」であることがヒント。人が目的語のときは「動揺させる」、計画・予測・試合が目的語のときは「覆す・狂わせる」と訳し分けるのがポイント。
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