physical
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
physicalのコアイメージは「物質として実際に存在する・感覚で直接とらえられる」こと。ギリシャ語の「physis(自然・本性)」に由来し、「精神・抽象・観念」の世界に対して、「現実に存在する・感触がある・測定できる」世界を指す。これが「物質の」(精神ではなく物質として存在する)、「物理の」(自然界の現象を扱う学問)、「肉体の」(心ではなく体そのもの)、「荒っぽい・実力行使の」(議論ではなく実際に体を使う)といった意味をすべてつなぐ。「目に見えず手で触れられない精神・抽象」との対比がこの単語の本質である。
2意味一覧
-
形容詞
物質の・実体のある
精神や概念とは異なり、実際に存在し感覚で確かめられるものを指す。コアイメージそのもの。 -
形容詞
物理(学)の
自然界の実体ある現象(力・熱・光など)を扱う学問がphysics。その形容詞として「物理の」となる。 -
形容詞
肉体の・身体的な
人間の「心・精神(mental)」に対し、触れることのできる実体としての「体」を指すのでphysicalになる。 -
形容詞
荒っぽい・実力行使の
言葉や議論(抽象)ではなく、実際に体を使って力を行使することがコアイメージと一致する。 -
形容詞
(地形など)自然の・地形上の
human(人工)ではなく、現実の自然界にそのまま存在するものを指す用法。physical map(地形図)などで使われる。 -
名詞
(口語)健康診断
physical examinationの略。体(実体)を直接調べる診察というコアイメージから来る名詞用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「physical」を「肉体的」とだけ覚えていると、physical evidence(物的証拠)やphysical map(地形図)で意味が取れなくなる。文脈によって「物質的・実体的・身体的・自然の」と訳し分ける必要がある。
「physical」と「physiological」は混同しやすい。physicalは「実体としての体・外見・動作」に焦点があるのに対し、physiologicalは「体内の生理的メカニズム・機能」に焦点がある。例:physical pain(体に感じる痛み) vs. physiological response(生理的反応)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| bodily | 「体に関係する」という意味ではほぼ同義だが、bodilyはより「体の一部・体内」という具体的なイメージが強く、bodily harm(身体的危害)のように法律・医療文脈で多用される。 |
| material | 「物質的・実体的」の意味では近いが、materialは特に「お金・財産・素材」など経済的・具体的な物質を指すことが多く、「精神的ではなく物欲的な」というニュアンスも持つ。 |
| tangible | 「手で触れられる・実体のある」という意味ではphysicalに近いが、tangibleはより「抽象的なものを具体化できる・証明できる」というニュアンスが強く、tangible results(目に見える成果)のように使われる。 |
対義語: mental、psychological、spiritual、abstract
6派生語・関連語
-
physically
副詞
肉体的に・物質的に・実際に -
physics
名詞
物理学
-
physician
名詞
医師(特に内科医)
-
physicist
名詞
物理学者
7コロケーション
- physical exercise(身体的運動)
- physical evidence(物的証拠)
- physical contact(身体的接触)
8確認テスト
“Scientists are studying the physical properties of this newly discovered material.”
① 肉体的な
② 荒っぽい
③ 物質的・物理的な
④ 健康診断の
③「物質的・物理的な」が正解。physical properties(物性)は「その物質が実体として持つ性質(硬さ・色・密度など)」を指す理系の定番表現。physicalのコアイメージ「実際に存在し感覚で確かめられる」がそのまま現れており、「肉体的」と訳すと意味が通じなくなる典型例。
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