pilgrim
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
pilgrimのコアイメージは「精神的・宗教的な目的地を目指して遠くから旅する人」です。ラテン語のperegrinus(外国人・旅人)を語源とし、単なる観光客や旅行者とは異なり、信仰や崇敬の念を持って聖地・聖人の墓・神社仏閣などを目指す点が核心にあります。転じて、宗教とは無関係でも「強い目的意識を持って困難な旅や人生の道のりをたどる人」というニュアンスでも用いられます。また歴史的には17世紀に宗教的自由を求めて新大陸に渡ったピューリタン(Pilgrims/Pilgrim Fathers)を指す固有名詞的な用法もあり、英語圏では特にアメリカ文化と深く結びついた語です。
2意味一覧
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名詞
巡礼者(宗教的・精神的な目的で聖地を訪れる人)
「聖地を目指して旅する人」というコアイメージがそのまま宗教的な巡礼者の意味につながっている。最も基本的かつ頻出の用法。 -
名詞
(人生・困難な旅を歩む)旅人・さすらい人
宗教的な意味が比喩的に広がり、「この世を旅する存在としての人間」「目的に向かって歩み続ける者」という哲学的・文学的用法にもなる。 -
名詞(固有名詞的)
ピルグリム(1620年にメイフラワー号で新大陸に渡ったピューリタン)
宗教的自由という「目的地」を求めて海を渡った集団に pilgrim が当てられた歴史的用法。Pilgrim Fathers とも呼ばれ、アメリカ文化の文脈では必須知識。
3例文
4よくある間違い・注意点
pilgrim(巡礼者)と tourist(観光客)を混同しないこと。pilgrim は宗教的・精神的な動機で聖地を訪れる点が本質であり、純粋な観光目的の旅行者とは区別される。
Pilgrim(大文字)はアメリカ史のピューリタン移民を指す固有名詞的用法があり、英語圏では「Pilgrim」と書くだけでその歴史的集団を指すことがあるため、文脈に注意が必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| devotee | 特定の宗教・信仰・人物への「熱心な信者・崇拝者」を指し、必ずしも旅をするわけではない。pilgrimは旅そのものが核心にある。 |
| wanderer | あてもなくさまよう人というニュアンスが強く、目的地への指向性がpilgrimほど明確ではない。 |
| traveler | 中立的に「旅する人」全般を指し、宗教的・精神的な動機は含まない。pilgrimはその動機の神聖さが鍵。 |
対義語: resident(定住者)、settler(入植者・定住者)
6派生語・関連語
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pilgrimage
名詞
巡礼(の旅);聖地参拝の旅。転じて、意義深い旅・人生の旅路。 -
go on a pilgrimage
動詞句
巡礼に出る・聖地参拝の旅に出かける
7コロケーション
- go on a pilgrimage(巡礼に出る)
- pilgrim route / pilgrim path(巡礼路)
- Pilgrim Fathers(ピルグリム・ファーザーズ:17世紀の清教徒移民)
8確認テスト
“In the novel, the hero is portrayed as a pilgrim trudging through the wilderness of modern life, searching for meaning.”
① 観光客
② 移住者
③ 旅人(意味を求めてさまよう者)
④ 難民
③。この文では宗教的な聖地参拝ではなく、「現代生活という荒野を歩みながら意味を探し求める人物」として主人公が描かれている。pilgrimのコアイメージである「強い目的意識を持ち、困難な旅路をたどる人」が比喩的に使われており、①の観光客は動機がまったく異なり、②移住者・④難民は pilgrim の本質的なニュアンス(精神的な探求)を捉えられていない。
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