plague
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
plagueのコアイメージは「抗いがたい力で広がり、集団を苦しめる災い」。もともと古代ギリシャ語・ラテン語で「打撃・一撃」を意味する語が語源で、神や運命から社会全体に「打ち下ろされる」ような壊滅的な災厄を指した。そこから、①大規模に広まる伝染病・疫病、②イナゴの異常大発生のように「群れて押し寄せ被害をもたらすもの」、さらに動詞として③「しつこく悩ませ続ける・苦しめる」という意味まで広がる。共通しているのは、個人の力では防ぎきれない「執拗かつ広範な苦しめ」のイメージである。
2意味一覧
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名
疫病、伝染病、ペスト(特に黒死病)
社会全体に打ち付けるように広まり、大勢を苦しめる感染症。歴史的にはペスト(黒死病)を指すことが多い。 -
名
(害虫・動物などの)異常大発生
群れが押し寄せて社会や農業に打撃を与える様子が、疫病と同じ「抗いがたい災い」のイメージに重なる。 -
名
(比喩的に)社会的な害悪、蔓延する弊害
「社会に広がり苦しめるもの」というコアから、麻薬・腐敗・偏見など目に見えない害悪にも使われる。 -
動
(人・社会を)しつこく悩ませる、苦しめ続ける
疫病が執拗に離れないように、問題・記憶・質問などが継続的に人を苦しめる状況をコアイメージから表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
plagueは「ペスト=病気」だけと覚えてしまいがち。動詞「plague(悩ませ続ける)」と「a plague of ~(~の大量発生)」という重要用法を見落とすと長文読解で意味が取れなくなる。特にbe plagued by problemsのように抽象的な問題の主語として使われる例は頻出。
epidemicやpandemicと混同しやすいが、plagueは「社会に打撃を与える壊滅的な災い」という重みがあり、しばしば比喩的にも使われる点が異なる。epidemicは純粋に医学的な「流行病」、pandemicは「世界的大流行」と使い分ける。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| epidemic | 特定地域内での感染症の流行を指す医学的・中立的な語。plagueのような「壊滅的打撃」の重みや比喩的用法は薄い。 |
| pandemic | 国境を越えた世界的規模の感染拡大を指す。plagueより範囲が広いが、社会を「執拗に苦しめる」という動的ニュアンスはplagueが勝る。 |
| scourge | 「鞭打ち・天罰」が語源で、神や運命から与えられる苦難・災難。plagueと近いが、より「懲罰的・道徳的な害悪」に使われやすい。 |
| affliction | 苦しみを与えるもの全般を指す広い語。plagueほど大規模・集団的なイメージはなく、個人的な苦悩にも使われる。 |
対義語: blessing、boon
6派生語・関連語
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plagued
形・動過去形
苦しめられた(be plagued by ~:~に悩まされている) -
plaguing
動現在分詞
苦しめ続けている
7コロケーション
- a plague of locusts(イナゴの大量発生)
- be plagued by / with ~(~に苦しめられ続ける)
- avoid something like the plague(ペストを避けるように〜を極力避ける)
8確認テスト
「The government has long been plagued by corruption scandals.」
① 政府は長年、腐敗スキャンダルを引き起こしてきた
② 政府は長年、腐敗スキャンダルに苦しめられてきた
③ 政府は長年、腐敗スキャンダルを無視してきた
④ 政府は長年、腐敗スキャンダルを調査してきた
② が正解。be plagued by ~は「疫病が執拗に離れないように~に苦しめられ続ける」というコアイメージから来た動詞用法。腐敗スキャンダルが政府に「くっついて離れない災いとして苦しめる」様子を表しており、②「苦しめられてきた」が最も自然。①は能動的な意味になり逆、③④はplagueのコアイメージと無関係。
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