plight
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
plightのコアイメージは「自力では抜け出せない苦境に追い込まれた状態」です。単なる「困難」ではなく、外部的な事情や構造的な問題によって当事者が身動きの取れない状況に置かれているニュアンスが強い。そのため、貧困・病気・難民など、社会的・経済的に弱い立場の人々が置かれた状況を描写する文脈で使われることが多いです。日本語の「苦境」と似ていますが、plightには「見ている側に同情・憐れみを呼び起こす」という感情的含意があり、単なる状況説明を超えた訴えかける力があります。古英語で「危険・危機」を意味する語に由来し、誓いを立てる意味の動詞用法(pledge the plight)とは別語源です。
2意味一覧
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名詞
(特に同情を引くような)苦境・窮状・悪い状態
逃げ場のない状況に追い込まれたコアイメージから、外部環境によってもたらされた不可避な苦しい状態を指す。読み手・聞き手に同情を喚起する色合いが強い。 -
名詞
(集団や社会が置かれた)窮状・惨状
個人だけでなく、難民・貧困層・被災者など集団全体が置かれた構造的な苦境を指す場合にも使われる。「○○の置かれた惨状」と訳すと自然になることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「problem(問題)」や「difficulty(困難)」と混同しがちだが、plightは当事者に同情・憐れみを呼び起こす深刻な苦境に限定して使う。軽微な不便や個人的な失敗にはplightは使わない。
動詞のplight(誓いを立てる)は全く別語源の古語で、現代英語では「plight one’s troth(婚約する)」という固定表現でのみ稀に残っている。名詞のplightと混同しないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| predicament | 自分の選択や行動が招いた進退窮まった状況。plightより当事者の責任感が含まれやすく、必ずしも同情を呼び起こすとは限らない。 |
| dilemma | 二者択一を迫られる葛藤状況を指す。plightが「状況の深刻さ」を強調するのに対し、dilemmaは「選択の困難さ」に焦点を当てる。 |
| hardship | 貧困・労働・生活上の苦労を指す。plightより長期的・継続的な苦難を表すことが多く、同情喚起の感情的含意はplightほど強くない。 |
| misery | 精神的・肉体的な苦痛そのもの(状態の内側)を指す。plightが「置かれた状況」であるのに対し、miseryは「苦しみの感覚・感情」寄り。 |
対義語: prosperity、well-being、fortune
6派生語・関連語
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plight(動詞)
動詞(古語・文語)
誓う・約束する(※名詞plightとは別語源)
7コロケーション
- the plight of ~(~の窮状):the plight of refugees / the poor / the homeless
- aware of the plight(窮状に気づく):be aware of / recognize / acknowledge the plight
- dire / desperate plight(深刻な苦境):形容詞を伴って深刻さを強調する
8確認テスト
The journalist traveled to the region to report on the plight of children orphaned by the earthquake.
① 子どもたちの不満
② 子どもたちの置かれた窮状
③ 子どもたちの生活習慣
④ 子どもたちの将来の計画
② 子どもたちの置かれた窮状。地震で孤児となった子どもたちは自力では状況を変えられない「逃げ場のない苦境」にある。plightのコアイメージ(外部要因による不可避な苦境+同情喚起)が典型的に表れており、「窮状」が最も自然な訳となる。①③④はplightの持つ深刻さや感情的含意と全くかみ合わない。
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