postwar
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
postwarは、接頭辞「post-(〜の後)」と「war(戦争)」が組み合わさった合成語。コアイメージは「戦争という大きな区切りを経た後の時代・状態」。単に時系列上の「戦後」を示すだけでなく、戦争によって世界が大きく変化し、その変化を前提として成り立つ新しい秩序・文化・社会を指す含意がある。日本語の「戦後」とほぼ重なるが、英語では特定の戦争(例:第二次世界大戦)を文脈上前提とすることが多く、どの戦争の「後」かは文脈で判断する必要がある。形容詞として名詞を修飾するのが主な用法で、副詞的・名詞的に使われることもある。
2意味一覧
-
形容詞
戦後の
「戦争の後に属する」というコアから、時代・社会・政策などを修飾して「戦後の〜」を表す最も基本的な用法。 -
副詞
戦後に(戦争が終わった後で)
「戦争終結の後」という時点を示すコアが副詞的に機能する用法。文語・学術的文章で見られる。
3例文
4よくある間違い・注意点
どの戦争の「後」かを文脈で見極める必要がある。英語圏では特に断りがない限りWorld War II(第二次世界大戦)後を指すことが多いが、Korean War後やVietnam War後を指す場合もある。日本語の「戦後」と安易に同一視しないこと。
post-は生きた接頭辞なので、postwar以外にもpost-COVID(コロナ後の)やpost-election(選挙後の)など自在に使われる。「post-+名詞」のパターンを覚えておくと応用が利く。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| after the war | より口語的・説明的な表現。postwarが一語で形容詞として機能するのに対し、句として動詞や名詞を修飾する。 |
| peacetime | 「平和時の・戦時でない時期の」という意味で近いが、必ずしも特定の戦争後を指さず、戦争のない状態全般を表す。 |
| post-bellum | ラテン語由来の格式ある語。主にアメリカ南北戦争後の文脈で使われる学術・歴史用語で、日常ではほぼ使われない。 |
対義語: prewar(戦前の)、wartime(戦時中の)
6派生語・関連語
-
prewar
形容詞
戦前の
-
post-
接頭辞
〜の後の(post-COVID, post-election など自在に造語可能)
7コロケーション
- postwar Japan / Germany(戦後日本・ドイツ)
- postwar economic recovery(戦後経済復興)
- postwar era / period(戦後の時代)
8確認テスト
“The postwar constitution of Japan renounced the right to wage war.”
① 平和時の日本国憲法は戦争する権利を放棄した。
② 戦時中の日本国憲法は戦争する権利を放棄した。
③ 戦後の日本国憲法は戦争する権利を放棄した。
④ 戦前の日本国憲法は戦争する権利を放棄した。
③。postwarは「戦争の後に制定・成立したもの」というコアを持ち、ここでは第二次世界大戦後に制定された日本国憲法を指す。①のpeacetimeは「平和時」で戦争との時系列的関係が曖昧、②のwartimeは全く逆の「戦時中」、④のprewarは「戦前」で意味が反対になる。
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