poverty
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
povertyのコアイメージは「本来あるべきものが著しく不足している状態」。ラテン語のpauper(貧しい)に由来し、単に「お金がない」というだけでなく、必要なものが根本的に欠けているという感覚が底流にある。だからこそ、経済的な「貧困・貧乏」という意味から派生して、「(アイデア・内容・資源などの)乏しさ・貧弱さ」という抽象的な欠乏を表す用法も生まれた。物質的な欠乏にとどまらず、精神的・質的な意味での「空っぽさ」や「不十分さ」を表せるのがこの単語の幅の広さであり、文脈によって最適な日本語訳を選ぶ必要がある。
2意味一覧
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名詞
貧困・貧乏(経済的な欠乏状態)
生活に必要な物質的資源が著しく不足している状態。コアイメージ「必要なものが根本的に欠けている」の最も典型的な現れ。 -
名詞
貧弱さ・乏しさ(質・量の不足)
アイデアや内容、土地の栄養など、物質的な金銭以外のものが不十分な状態にもpovertyは使われる。コアイメージ「欠乏」が抽象領域に拡張された用法。 -
名詞
(the poverty of〜で)〜の欠如・不足
「poverty of imagination(想像力の欠如)」のように、特定の資質や能力が著しく不足していることを指す。欠乏のイメージが最も抽象化された用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
poorという形容詞と混同して、povertyをそのまま「poor(形容詞)」の場面で使ってしまうミスに注意。povertyはあくまで名詞であり、「He is in poverty.(彼は貧困状態にある)」のように使う。「He is poverty.」とは言えない。
povertyは「社会的・構造的な欠乏状態」を指すやや硬い語。日常会話で単に「お金がない」と言いたいときはbe brokeやbe short of moneyなどのほうが自然なこともある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| destitution | povertyよりもさらに極度の欠乏で、住む場所や食べ物さえない「極貧・赤貧」状態を指す。povertyより深刻なニュアンス。 |
| hardship | 経済的な苦しさや困難な状況全般を指すが、「一時的な苦労・苦境」のニュアンスが強く、povertyほど構造的・慢性的な欠乏は意味しない。 |
| scarcity | 特定のもの(食料・資源など)の「不足・希少性」を指す語で、社会的状況というよりも量的な不足に焦点を当てる点がpovertyと異なる。 |
対義語: wealth、prosperity、affluence
6派生語・関連語
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poor
形容詞
貧しい、乏しい、質が低い
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impoverish
動詞
〜を貧困にする、〜を貧弱にする -
impoverished
形容詞
貧困化した、枯渇した
7コロケーション
- fall into poverty(貧困に陥る)
- live in poverty(貧困の中で生きる)
- poverty line(貧困線・貧困ライン)
8確認テスト
The critic argued that the novel suffered from a poverty of ideas, relying on clichés throughout.
① アイデアの貧困ライン
② 考えの乏しさ・アイデアの欠如
③ 貧しい人々の考え方
④ 思想的な貧困問題
② 考えの乏しさ・アイデアの欠如。povertyのコアイメージは「必要なものが著しく欠けている状態」であり、ここでは金銭的な貧困ではなく「アイデアの著しい不足・欠乏」を指している。「poverty of +抽象名詞」でこの抽象的欠如の意味になることを理解していれば正解できる。
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