pray
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
prayのコアイメージは「絶対的な存在・相手に向けて、心の底から強く願いを差し向ける」こと。もともとラテン語のprecari(懇願する)に由来し、「祈る」と「懇願する」は日本語では別の行為に思えるが、英語では同じ構造として捉えられている。つまり、神への祈りも人への必死なお願いも、「力ある存在に向けて、自分の限界を超えた願いを切実に差し向ける」という一つのイメージで結びついている。また古風・文語的な用法として「どうか〜してください」と相手に丁寧に求める強調表現にも使われる。文脈によって「祈る」「切に願う」「懇願する」など訳し方は変わるが、根底には「必死に・心から向ける」という切実さが常にある。
2意味一覧
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動詞
(神・仏などに)祈る、祈願する
絶対的な存在である神に向けて、心の底から願いを差し向けるという最もコアな用法。pray to God / pray for peace のように使う。 -
動詞
切に願う、強く望む
信仰の文脈を離れても、「心の底から強く願いを向ける」イメージが残り、I pray this works out.(うまくいくことを切に願う)のように使われる。 -
動詞
懇願する、哀願する
相手(人)に向けて必死に願いを差し向けるという用法。pray + to不定詞や pray + that節で、必死なお願いのニュアンスを持つ。 -
副詞的用法(古風・文語)
どうか、どうぞ(丁寧な依頼・皮肉の強調)
Pray tell me(どうかお聞かせください)など文頭・文中で使う古風な表現。「お願いだから言ってくれ」という心の切実さが凝縮された感嘆的な使い方。
3例文
4よくある間違い・注意点
pray(祈る・懇願する)と prey(獲物・食い物にする)はまったく異なる単語だがスペルと発音が似ているため混同しやすい。fall prey to 〜(〜の餌食になる)のpreyとは別物と明確に区別すること。
pray for 〜は「〜のために祈る・〜を切に願う」だが、pray to 〜は「〜(神・存在)に祈る」と前置詞で意味が変わる。for が「願いの内容」、to が「祈りの向け先」を表すと覚えると混乱しない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| beg | 人に対する哀願・物乞いのニュアンスが強く、相手が人間であることがほとんど。prayより切迫感・みじめさが出やすい。 |
| implore | beg同様、人への必死の懇願。prayより文語的で感情的な訴えの強さが前面に出る。 |
| wish | 願うという意味では共通するが、wishは実現可能性が低い・非現実的な願いに使われることが多く、prayのような切実に「向ける」方向性・対象がない。 |
| hope | 実現の可能性に期待を寄せる点でwishより現実的だが、prayほど心の底から強く向けるニュアンスは薄い。 |
対義語: curse(呪う)、blaspheme(神を冒涜する)
6派生語・関連語
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prayer
名詞
祈り、祈願、祈りの言葉 -
prayerful
形容詞
祈りに満ちた、信仰深い
7コロケーション
- pray for peace(平和を祈る)
- pray to God(神に祈る)
- answer one’s prayers(〜の祈りに応える)
8確認テスト
“The survivors prayed for rain as their crops began to wilt in the scorching heat.”
①生存者たちは雨を命令した
②生存者たちは雨が降ることを切に願った
③生存者たちは雨について文句を言った
④生存者たちは雨の研究を始めた
②。pray for 〜は「〜を切に願う・祈る」というコアイメージで、ここでは宗教的な「神に祈る」というより、極限状態で心の底から強く雨を望むという切実さが表れている。「切に願った」が文脈として最も自然な訳。
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