thus
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
thusのコアイメージは「今まで述べてきた事柄をそのままなぞる・それに沿って」というものです。古英語に由来するこの語は、「この方法で・このように(in this way)」という様態と、「それゆえに(therefore)」という因果の両方を含みます。日本語の「かくして」に近い感覚で、前の文脈を引き受けて「その流れのままに進む」イメージです。そのため、①前述の内容を受けて「このように・こうして」と方法を示す用法と、②前述の内容が原因となって「したがって・ゆえに」と結果を導く用法の両方が自然に生まれます。いずれの用法も「前に述べたことにぴったり対応して」という軸は同じです。
2意味一覧
-
副詞
したがって、ゆえに(因果関係)
前述の事柄をそのままなぞって「その結果として」という因果の流れを示す。英語では最もよく使われる意味。 -
副詞
このように、こうして(方法・様態)
「今まで説明した方法・状態のままに」という様態を示す。手順説明や論文でよく現れる。 -
副詞
ここまで、この程度まで(範囲・限度)
「この地点・この範囲まで沿ってきた」という意味で、thus farという形でしばしば使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
thusはsoやthereforeと同じ「したがって」でも、書き言葉・フォーマルな文体で使われる語です。会話文や口語的な英文で使うと不自然になるため注意しましょう。受験の英作文では文体を整えるのに有効ですが、カジュアルな場面ではsoで十分です。
thus自体は接続詞ではなく副詞なので、「A, thus B」の形はカンマで文をつなぐ形です。「A; thus, B」のようにセミコロンを使う書き方が正式。thusの後にカンマを置く(thus,)かどうかはライターによって異なりますが、文頭・文中どちらでも使えます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| therefore | 論理的な結論・推論を導く際に使われ、thusより少しフォーマル。「この理由から論理的に導かれる」ニュアンスが強い。 |
| hence | thusと近いが、さらに硬い文語的表現。「この源・この点から」という出発点のイメージがある。学術論文に多い。 |
| consequently | 「(当然の)結果として」という因果の連鎖を強調する。予測可能な結果を示すニュアンスがあり、thusよりやや柔らかい書き言葉。 |
| so | 口語・日常英語での「したがって」。thusと意味は近いが、文体がカジュアルで受験作文では安易に使わないほうが印象がよい。 |
対義語: however、nevertheless、nonetheless
6派生語・関連語
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thus far
副詞句
今のところ、ここまでのところ(so farのフォーマル版)
7コロケーション
- thus far(今のところ・これまでのところ)
- and thus(そしてこうして・それゆえに)
- thus concluding(こうして~を締めくくる)
8確認テスト
The experiment showed that the new vaccine was highly effective; thus, the government approved its widespread use.
①それにもかかわらず
②このように定義され
③したがって
④ここまでのところ
正解は③「したがって」。前の文(ワクチンが高い有効性を示した)を受けて、その結果として「政府が広範な使用を承認した」という因果関係を導いている。thusのコアイメージ「前述の事柄をそのままなぞってその結果として」が典型的に現れている例。①はhowever/neverthelessなど逆接の語、②は意味として不自然、④はthus farの用法であり文脈に合わない。
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