immune
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
immuneのラテン語語源は「munus(義務・負担)」に否定の「im-」がついたもので、「義務・負担を免除されている」が原義。ここから転じて「外部から何かが侵入・作用しようとしても、それを受け付けない・はね返す状態にある」というコアイメージが生まれた。医学的な「免疫がある」(病原体の侵入をはね返す)も、「影響を受けない」(批判や誘惑などをはね返す)も、「免れている」(法的義務などから解放されている)も、すべて「外部からの何かを受け付けない状態」というひとつのイメージから説明できる。
2意味一覧
-
形容詞
(病気などに)免疫がある、免疫の
ウイルスや病原体という「外部の侵入者」をはね返す生体的な状態を指す。コアイメージが最も直接的に現れた用法。 -
形容詞
(批判・誘惑・感情などの)影響を受けない
物理的な病原体ではなく、批判・誘惑・感情といった「外部からの精神的・社会的な働きかけ」をはね返している状態。「免疫がある」の比喩的拡張。 -
形容詞
(義務・処罰などを)免除されている、免れている
法律・規則という「社会的な拘束力」が自分には及ばない・適用されないという状態。語源の「義務からの免除」に最も近い用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
immune は必ず「immune to ~」または「immune from ~」という形で使う。toは病気・感情・影響など「作用するもの」に、fromは訴追・課税など「義務・不利益なもの」に使うことが多い。前置詞なしで単独で使いがちなので注意。
「免疫の」という名詞修飾的な用法(immune system「免疫系」など)では叙述的な to/from が要らない点も押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| resistant | 「抵抗力がある」というニュアンスで、完全にはね返すというよりも「効果が出にくい」程度のイメージ。immuneより弱く、一時的・部分的な状態にも使える。 |
| exempt | 主に「義務・規則の免除」という法的・制度的な文脈で使われ、医学的・感情的な文脈ではほぼ使わない。immuneの「免除」用法と重なるが、より限定的。 |
| invulnerable | 「傷つけられない・攻撃が通じない」というニュアンスで、immuneよりも強く絶対的な「完全無敵」のイメージ。比喩的用法が中心。 |
対義語: susceptible、vulnerable
6派生語・関連語
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immunity
名詞
免疫(力);免除、特権 -
immunize
動詞
免疫をつける、予防接種をする -
immunization
名詞
免疫化、予防接種 -
immunology
名詞
免疫学
7コロケーション
- immune system(免疫系)
- immune to criticism / pressure(批判・プレッシャーに影響されない)
- immune from prosecution / taxation(訴追・課税を免除されている)
8確認テスト
“Having grown up in poverty, she seemed immune to the temptations of luxury.”
① 彼女は貧しく育ったため、贅沢の誘惑に免疫があるようだった。
② 彼女は貧しく育ったため、贅沢な生活が免除されていた。
③ 彼女は貧しく育ったため、贅沢に対して予防接種を受けていた。
④ 彼女は貧しく育ったため、贅沢の免疫系が弱かった。
①が正解。この文では「temptations of luxury(贅沢の誘惑)」という外部からの精神的な働きかけを「はね返す状態にある」というコアイメージが働いている。医学的な意味ではなく、比喩的な「影響を受けない」という用法。②のように「免除されていた」では法的・制度的なニュアンスになってしまいズレがある。③は誤り。④はコアイメージと逆の意味になっている。「贅沢の誘惑をはね返している」のだから①が最も自然。
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