rare
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
rareのコアイメージは「密度が低い・薄い・少ない」こと。頻度・数量・濃度のいずれの軸でも「通常より詰まっていない、スカスカな状態」を指す。だから「珍しい(めったに起こらない=頻度が薄い)」にも、空気や大気が「希薄な(分子の密度が薄い)」にも、さらにステーキが「レア(中まで火が通りきっていない=熱の浸透が薄い)」にも同じコアが貫いている。日本語の「まれ」がこの感覚に最も近い。「めったにない」という頻度のほかにも、物質的・物理的な密度の低さを表せる点が英語らしいニュアンスである。
2意味一覧
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形容詞
珍しい、めったにない
「頻度の密度が薄い」=めったに起こらないということ。日常的・平均的な頻度の基準より大幅に少ない状態を指す。 -
形容詞
希薄な(空気・気体などが)
「物質の密度が薄い」状態を直接指す。高山や宇宙空間など、気体分子が少ない環境を表す際に使われる。 -
形容詞
(肉の焼き加減が)レアの、生焼けの
「熱の通り方が薄い=火の通りが少ない」状態。内部まで熱が行き届いていないイメージが根底にある。 -
形容詞
卓越した、格別な(まれなほど優れた)
「同レベルの存在の密度が薄い=他に類を見ない」ほど優れていること。a rare geniusのように才能の卓越さを表す際に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
rareとscarceの混同に注意。rareは「もともとめったに存在しない・起こらない」という本質的な希少性を表すのに対し、scarceは「本来はあるはずなのに今は不足している・品薄な」という一時的な状態を指す。例えばウォータークライシス時の水はscarce(不足)であってrare(希少)ではない。
「レアステーキ」のrareを知っていても、それが形容詞rareと同じ単語だと気づかない学習者が多い。コアイメージ「密度が薄い=火の通りが薄い」と結びつけて覚えると忘れにくい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scarce | 一時的な供給不足・品薄のニュアンス。本来存在するが今は手に入りにくい状態。rareは本質的・恒常的な希少性を指す。 |
| uncommon | 「普通でない」という意味合いが強く、否定的ニュアンスが出やすい。rareよりやや軽い希少性を示し、「珍しくはあるがある程度は見られる」程度。 |
| unique | 「唯一無二の」という意味で、希少性の極限。rareが「少ない」なら、uniqueは「一つしかない」という絶対的な唯一性を主張する。 |
対義語: common、frequent、abundant
6派生語・関連語
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rarely
副詞
めったに〜ない(頻度が非常に低い)
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rarity
名詞
希少性、珍しいもの・こと -
rareness
名詞
まれであること、希少さ(rarityよりやや堅い表現) -
rarefied
形容詞
希薄化した(空気など);限られた少数の人のための(比喩的に)
7コロケーション
- a rare opportunity(めったにない機会・千載一遇のチャンス)
- rare species(希少種・絶滅危惧種)
- rare earth(レアアース・希土類)
8確認テスト
“He is a rare scholar who combines deep expertise with a gift for clear explanation.”
① 彼は希薄な学者で、深い専門知識と明快な説明の才能を兼ね備えている。
② 彼は生焼けの学者で、深い専門知識と明快な説明の才能を兼ね備えている。
③ 彼は他に類を見ない学者で、深い専門知識と明快な説明の才能を兼ね備えている。
④ 彼は珍しくない学者で、深い専門知識と明快な説明の才能を兼ね備えている。
③
解説:rareには「そのレベルの人の密度が薄い=他にほとんど存在しない」という卓越性のニュアンスがある。①の「希薄な」は物理的密度(空気など)に使う意味で人物には不自然。②は焼き加減の意味で文脈に合わない。④は意味が逆。③の「他に類を見ない・格別な」が、コアイメージ(密度が薄い=そういう人がほとんどいない)から来る卓越性の意味として最も自然。
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