rational
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
rationalの語源はラテン語の「ratio(理性・計算・理由)」。コアイメージは「感情や直感ではなく、理性と論理に根ざしている」こと。人間が動物と異なる点として「理性(reason)を持つ」ことが強調された西洋哲学の伝統を背景に持つ。だから「合理的な説明」とは感情論を排した論理的な説明であり、「理性のある人間」とは論理的思考が可能な存在を指し、「正気の」という訳も「理性が正常に機能している」状態を表す。文脈が変わっても、常に底流には「理性・論理のフィルターを通っているか」という問いがある。
2意味一覧
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形容詞
合理的な、論理に基づいた
感情や偏見を排し、理性と論理に沿って判断・行動しているという状態。最も一般的な用法。 -
形容詞
理性のある、理性的な
人間や存在が「理性を持つ・発揮できる」という能力そのものに注目した訳。哲学的・学術的な文脈でよく使われる。 -
形容詞
正気の、まともな
理性が正常に機能している状態を指す。混乱・パニックの中でも論理的に考えられるというニュアンスで「冷静な」とも訳せる。 -
形容詞
【数学】有理の(有理数の)
ratioが「比」を意味することから、整数の比(分数)で表せる数を rational number(有理数)と呼ぶ。試験の数学問題文で見落としがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「rational=合理的」と丸暗記すると、「正気の」「冷静な」という訳が必要な文脈で戸惑う。コアイメージ「理性・論理に基づいている」を軸にすれば文脈に応じた訳を自分で導ける。
reasonable(理にかなった、妥当な)との混同に注意。rationalは「理性・論理のプロセス」に重点があり、reasonableは「一般的な感覚や常識から見て妥当か」に重点がある。例えば a reasonable price(妥当な価格)はrationalとは言わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| reasonable | 常識や一般通念に照らして「妥当・穏当」というニュアンス。価格や要求などにも使える日常語。rationalより感情的な温かみがある。 |
| logical | 論理の形式・構造が正しいことに注目。「前提→結論」の筋道の正確さを指し、rationalより技術的・形式的。 |
| sensible | 現実的で賢明な判断という意味合いが強く、口語的。rationalよりも実用的・常識的なニュアンス。 |
対義語: irrational、emotional、instinctive
6派生語・関連語
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rationally
副詞
合理的に、理性的に -
rationality
名詞
合理性、理性 -
rationalize
動詞
合理化する(自分の都合のよい理由をつける、または効率化する) -
irrational
形容詞
不合理な、非理性的な;【数学】無理の
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ratio
名詞
比、割合(共通語源)
7コロケーション
- rational explanation(合理的な説明)
- rational decision / rational choice(理性的な決断/合理的な選択)
- rational thinking(合理的思考)
8確認テスト
“She remained rational even in the middle of the crisis, calmly organizing the evacuation.”
① 推理力のある
② 冷静さを失わなかった
③ 感情的になっていた
④ 合理的な計画を立てた
正解:②
「remained rational」は「理性が機能し続けた=取り乱さず冷静でいた」というコアイメージの表れ。この文では危機的状況でも感情に流されず理性を働かせたことを表しており、「冷静さを失わなかった」が最も自然な訳として正解となる。①は意味が限定的すぎ、③はrationalの意味と正反対であり不適、④はrational単体ではなく別の情報(plan)を補っており不適。
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