reality
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
realityの語根はラテン語のres(もの・こと)。「実際に存在する・起きているもの」というコアイメージを持つ。頭の中の想像や理想・フィクションとは対照的に、「そこに確かに在るもの」を指す。日本語の「現実」が最も近いが、文脈によって「実態」「真相」「リアリティ」など幅広い訳語になる。「現実」と訳すときも、単に「起きていること」ではなく、「否定しようのない確かな存在・状況」というニュアンスが根底にある。in realityという表現が「実際には」と訳されるのも、「夢や建前ではなく、本当に存在している状態として」という核心部分から派生している。
2意味一覧
-
名
現実、実態
想像・幻想・理想と対比して「実際に存在するもの・状況」を指す。最もコアイメージに直結した用法。 -
名
事実、真相
「確かにそこに在る」コアイメージから、「表面の見かけとは別に、実際はこうだ」という真相・本当の姿を表す。 -
名
(the reality of ~で)〜の実情・現実的側面
理論や理想論ではなく「生の存在としての側面」を取り出す用法。「〜というものの実態」と訳すと自然になることが多い。 -
名
(virtual realityなど複合語で)リアルな感覚・臨場感
「実際にそこに在るような感覚」というコアイメージが、現代語のテクノロジー用語にも転用されている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「reality=現実」と固定して覚えると、in realityを「現実には」と訳して不自然になりやすい。in realityは「見かけや期待と異なり、実際のところは」というニュアンスで「実際には」「本当は」と訳すほうが自然なことが多い。
truthと混同しやすいが、truthは「真実・正しいこと(嘘の反対)」、realityは「実際に存在する状態・現実(幻想・理想の反対)」という違いがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| truth | 「嘘・偽りに対する正しいこと・真実」を指す。realityが「存在」の確かさに焦点を当てるのに対し、truthは「内容の正しさ」に焦点がある。 |
| fact | 「証明・確認できる個々の事実・出来事」を指す。realityが「世界や状況全体の在りよう」を表すのに対し、factはより具体的な個別の事柄。 |
| actuality | realityのやや格式ばった類義語。「現実に起きていること・現状」。in actualityはin realityとほぼ同義だが、より硬い文体で使われる。 |
対義語: illusion(幻想)、fantasy(空想)、fiction(虚構)、ideal(理想)
6派生語・関連語
-
real
形
本物の、実際の -
really
副
本当に、実際に
-
realize
動
気づく;(計画などを)実現する
-
realistic
形
現実的な、実際的な
-
unreality
名
非現実(感)、幻想的な状態
7コロケーション
- face reality(現実と向き合う)
- in reality(実際には、本当は)
- virtual reality(仮想現実)
8確認テスト
「The plan sounds simple, but in reality it requires enormous effort.」
① 現実の世界では
② 実際のところは
③ 現実主義的に言えば
④ 現実を見据えると
② 実際のところは。in realityは「表面や見かけとは対照的に、本当に存在している状態として」を表す表現。この文では「計画は単純に聞こえる(見かけ)」と「膨大な努力が必要(実態)」を対比しており、「実際のところは」が最も自然。①③④はいずれも日本語として不自然か、ニュアンスがずれている。
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