setback
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
setbackは「set(置く・設定する)」+「back(後ろへ)」から成る複合語で、「前に進もうとしていたものが後方に押し戻される」というコアイメージを持つ。計画・目標・進歩が一時的に止められたり、後退させられたりする状況を指す。重要なのは「完全な失敗」ではなく「一時的な後退」であるという点だ。挫折・妨げ・後退・遅れなど、文脈によって訳語は変わるが、根底には「本来進めていたはずのものが止まった・戻された」という感覚が常にある。このニュアンスをつかめば、ビジネス・医療・スポーツ・政治など幅広い場面での使用が自然に理解できる。
2意味一覧
-
名詞
挫折、後退
目標や計画が前進できず後ろへ押し戻される感覚。精神的・心理的なダメージを伴う場面でよく使われる。 -
名詞
妨げ、障害
前進を阻む何かが「back(後方)」へ押し返すイメージ。計画や進行を遅らせる出来事・状況に使われる。 -
名詞
(病気・回復などの)悪化、後戻り
回復・改善という「前進」が逆方向へ戻る場面にも使われる。医療文脈で患者の状態が悪化するときにも用いられる見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
setbackは「完全な失敗(failure)」ではなく「一時的な後退・障害」を指す。failure は目標達成がほぼ不可能な終わりを意味するが、setback にはまだ立て直せるというニュアンスが含まれる。訳すときに「失敗」と書くと意味が強くなりすぎることがある。
「挫折」と訳しがちだが、日本語の「挫折」は精神的・個人的なニュアンスが強い。setback は会社の業績、医療の回復、プロジェクトの進捗など客観的・組織的な文脈でも幅広く使われる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| obstacle | 前進を「物理的・具体的に塞ぐもの」のイメージが強く、障害物そのものを指す。setback は実際に後退した状況・結果に焦点がある。 |
| drawback | 欠点・不利な点として「引き戻す何か」を指し、計画や物事の弱点を表す。setback のような突発的な後退より、構造的・恒常的なマイナス面に使われることが多い。 |
| reversal | 方向が完全に逆転するイメージで、setback よりも大きな転換・逆転を含意する。 |
対義語: breakthrough、advance、progress
6派生語・関連語
-
set back
動詞句
〜を後退させる、〜を妨げる、(時計を)遅らせる
7コロケーション
- suffer a setback(後退を経験する)
- a major / serious setback(大きな/深刻な後退)
- overcome a setback(後退を乗り越える)
8確認テスト
“The company’s expansion plans suffered a setback when the new factory was damaged by a flood.”
① 会社の拡大計画は洪水で新工場が被害を受けたとき、完全に失敗した。
② 会社の拡大計画は洪水で新工場が被害を受けたとき、大きな後退を余儀なくされた。
③ 会社の拡大計画は洪水で新工場が被害を受けたとき、一時停止となった。
④ 会社の拡大計画は洪水で新工場が被害を受けたとき、取り消しになった。
②が正解。setback のコアイメージは「完全な失敗」ではなく「一時的な後退・押し戻し」。①のように「完全に失敗した」は failure のニュアンスで強すぎる。③の「一時停止」や④の「取り消し」も setback の意味とはズレがある。②の「大きな後退を余儀なくされた」が、前進していた計画が後ろへ押し戻されるコアイメージを最も自然に表している。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。