tendency
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
tendencyのコアイメージは「ある方向へと自然に引き寄せられていく流れや力」です。語源はラテン語のtendere(伸びる・向かう)で、tendやtenseとも同じ仲間です。意図や意志がなくても、気づけばそちらへ向かってしまうという「自然な偏り」を表します。日本語の「傾向」という訳は正確ですが、それ以上に「本人も意識していないくらい自然に、繰り返しそちらへ引き寄せられる」というニュアンスが含まれます。癖・習性・性質・風潮なども、文脈によって自然な訳になります。個人の行動パターンにも、社会全体の流れにも使えるのが特徴です。
2意味一覧
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名詞
傾向・癖・性質
人や物事がある方向へ自然と向かってしまうパターンを指す。意図せずそうなってしまう「引力」があるイメージ。 -
名詞
(社会・時代の)風潮・動向
個人だけでなく、社会や時代全体がある方向へ引き寄せられていく流れにも使われる。「傾向」より「潮流」に近いニュアンスになることも。
3例文
4よくある間違い・注意点
tendency は「ほぼ確実にそうなる」ではなく、「自然とそちらへ向かいやすい」という確率的・傾向的なニュアンス。must や will のような断定に近い意味はない。
trend と混同しやすいが、trend は実際に観察できる「流行・推移のデータ」に近く、tendency は内在する「引力・偏り」に焦点がある。tendency to do(不定詞)の形が典型的だが、trend はこの形を取らない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| trend | 観察・データとして見える「潮流・流行」に注目。tendency より表面的・可視的な変化を指すことが多く、tendency to doの形は使えない。 |
| inclination | 「心が傾く・したい気持ち」という主観的な欲求や意向が強め。個人の内面的な好みに使うことが多い。 |
| propensity | tendencyより強く、ほぼ必然的にそうなってしまう強い性癖や素因を指す。やや硬い書き言葉。 |
| disposition | その人や物が本来持っている「気質・性向」。生まれ持った性質や気分的な傾向を指すことが多い。 |
対義語: aversion(嫌悪・忌避傾向)、resistance(抵抗・逆らう力)
6派生語・関連語
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tend
動詞
〜する傾向がある(tend to do)
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tendentious
形容詞
偏向した・特定の立場に肩入れした(やや否定的)
7コロケーション
- have a tendency to do(〜する傾向がある)
- a growing / increasing tendency(高まりつつある傾向)
- a natural tendency(自然な傾向・性質)
8確認テスト
“She has a tendency to take on too much work and burn herself out.”
① 彼女は仕事を抱えすぎて燃え尽きる義務がある。
② 彼女は仕事を抱えすぎて燃え尽きる癖がある。
③ 彼女は仕事を抱えすぎて燃え尽きることを希望している。
④ 彼女は仕事を抱えすぎて燃え尽きるべきだ。
② tendencyのコアイメージは「意図せず自然とそちらへ引き寄せられる」こと。本人が意識していなくても繰り返してしまうパターンなので「癖がある」が最も自然。①の「義務」③の「希望」④の「べき」はいずれもtendencyに含まれないニュアンスで、誤り。
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