tranquil
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
tranquilのコアイメージは「外から何も侵入してこない、完全に乱れのない静けさ・平和さ」です。語源はラテン語のtranquillus(静かな、穏やかな)で、「横切る(trans)」+「揺れ(quies)」から来ており、「揺れを完全に超えた状態」というニュアンスがあります。単に「静か」なだけでなく、騒音・争い・不安などの乱れる要素がすべて取り除かれた、澄みきった穏やかさを表します。物理的な場所(湖面・草原など)にも、人の精神状態にも使われ、「ざわつきがまったくない、満ち足りた平静さ」が根底にある共通イメージです。
2意味一覧
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形容詞
(場所・環境が)静かな、穏やかな
外部の騒音や乱れが一切入り込まない空間の状態を指す。「静寂に満ちた」という完結した平和さがコアイメージそのまま。 -
形容詞
(心・精神が)落ち着いた、平静な
不安・興奮・怒りといった内的な「揺れ」が取り除かれた精神状態。外の環境と同様に、内面も乱れがない状態を表す。 -
形容詞
(表情・態度が)穏やかで安らかな
内面の平静さが外に滲み出た状態。表情や声のトーンに争いや緊張が感じられない、と見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
quietとの混同に注意。quietは単に「音が少ない・静かな」という中立的な事実を指すのに対し、tranquilは「乱れが完全に取り除かれた、満ち足りた平和さ」という質的なニュアンスが強い。a quiet room(静かな部屋)とa tranquil room(安らぎに満ちた部屋)では伝わる印象がかなり異なる。
日本語の「平和な(peaceful)」との使い分けも重要。peacefulは対立や争いがない状態を強調するが、tranquilは争いのなさに加えて「ざわつきのない深い静けさ」というより感覚的・情緒的なニュアンスを帯びる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| peaceful | 争いや衝突がない「平和」に重点。tranquilより社会的・対人的な文脈で使われやすい。 |
| calm | 嵐・興奮の後に収まった状態を指すことが多く、「鎮まった」というプロセスを含意する。tranquilはそもそも乱れが存在しない静けさ。 |
| serene | 清澄で気高い静けさを強調し、詩的・文学的な響きがある。tranquilより「神聖さ・崇高さ」のニュアンスが強い。 |
| placid | 感情的に揺れない「温和さ・のどかさ」で、やや平板な印象。湖面など表面が穏やかな場面でよく使われる。 |
対義語: turbulent、agitated、chaotic、restless
6派生語・関連語
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tranquility / tranquillity
名詞
静けさ、平穏(米: tranquility / 英: tranquillity) -
tranquilly
副詞
穏やかに、落ち着いて -
tranquilize / tranquillize
動詞
鎮静させる、落ち着かせる -
tranquilizer
名詞
精神安定剤、鎮静剤
7コロケーション
- a tranquil lake(穏やかな湖)
- tranquil surroundings(静かな環境)
- feel tranquil(心が落ち着く)
8確認テスト
After months of conflict, the village finally returned to its tranquil way of life.
① 賑やかな
② 変わらない
③ 穏やかな
④ 厳しい
③ 紛争(conflict)という「乱れ」が去った後、村が「乱れのない静かな状態」に戻ったという文脈。tranquilのコアイメージ「乱れが完全に取り除かれた平和さ」がそのまま当てはまるため、「穏やかな」が最も自然。①②④はいずれもコアイメージと矛盾する。
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