utility
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
utilityの語根はラテン語の「utilis(役に立つ)」であり、そのさらに奥には「uti(使う)」があります。つまりutilityの本質は「何かの目的のために実際に使われる・使える状態にある」というイメージです。美しさや理念ではなく、「実際に機能する・使える」という実用性に焦点が当たっています。だから、名詞として「有用性・役立つもの」を意味し、水道・電気・ガスなどの「公共事業(インフラ)」も「生活を機能させるために実際に使われるもの」として同じコアから説明できます。また形容詞的に使われる「utility knife(万能ナイフ)」も「多目的に使えるもの」という意味合いで一致します。
2意味一覧
-
名詞
有用性・実用性
「実際に使える・役立てられる」というコアそのままの意味。何かが機能として活用できる度合いを指す。 -
名詞
役に立つもの・実用的なもの
抽象的な「有用性」が具体化したもの。「実際に使える物・手段」としてのニュアンス。 -
名詞
公共事業・ライフライン(水道・電気・ガスなど)
「社会生活を実際に機能させるために使われるもの」という意味で、インフラサービス全般を指す。複数形utilitiesの形でよく使われる。 -
形容詞(限定用法)
多目的の・万能の・実用向けの
「さまざまな用途に実際に使える」というコアから、utility knife(万能ナイフ)やutility room(多目的室)のように複数の機能を持つものを修飾する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「utility」を「公共事業」の意味だけで覚えると、「utility of the device(その装置の有用性)」のような抽象名詞としての用法を見落とす。コアは「使える・役立つ」であり、文脈に応じて訳を変える必要がある。
複数形「utilities」は「光熱費・ライフライン全般」を指すことが多く、単数形「utility」とはニュアンスが異なることに注意。家賃の案内文などで「utilities included(光熱費込み)」という表現に出会うことが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| usefulness | 「役立つ度合い」という点では近いが、より口語的・日常的な語。utilityは経済学・哲学(功利主義)や公共事業など専門的な文脈でも使われる格式ある語。 |
| practicality | 「実際的であること・現実的であること」を強調する語。utilityが「使えるかどうか」の機能面に注目するのに対し、practicalityは「現実的な実行可能性」に焦点が当たる。 |
| function | 「特定の機能・働き」を指す語。utilityが「役に立つこと全般」を指すのに対し、functionはより具体的な「その物が担う特定の働き」に焦点が当たる。 |
対義語: uselessness、futility
6派生語・関連語
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utilize
動詞
(うまく)活用する・利用する
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utilization
名詞
活用・利用(率) -
utilitarian
形容詞・名詞
実利的な・功利主義の(者) -
utilitarianism
名詞
功利主義(最大多数の最大幸福を追求する思想)
7コロケーション
- public utility(公共事業・ライフライン)
- utility bill(光熱費の請求書)
- utility room(多目的室・家事室)
8確認テスト
“The philosopher argued that the utility of an action should be judged by the happiness it produces.”
① その行為の公共性
② その行為の有用性・役立つ度合い
③ その行為の光熱費
④ その行為の万能性
② その行為の有用性・役立つ度合い。この文は功利主義(utilitarianism)の考え方を述べており、「行為がどれだけ役立つか・どれだけ幸福をもたらすか」という実用的価値を問題にしている。utilityのコアイメージ「実際に使える・役立てられる度合い」がそのまま表れた哲学的用法。①③④は文脈に合わない。
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