vast の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

vast

/vˈæst/
【形】広大な、莫大な、多大の

重要度
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ⓘ 重要度とは
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。

1コアイメージ

vast の核心
「果てが見えないほどの広がり」

vastのコアイメージは「人間の感覚や尺度を圧倒するほどの広大さ・巨大さ」です。空間的な広さだけでなく、数量・程度・規模についても使われるのは、いずれも「人の目や手が届かないほど大きい」という感覚が根底にあるからです。日本語の「広い」「大きい」よりも一段階スケールが大きく、見た人・感じた人が思わず圧倒されるような質感を含みます。砂漠や宇宙のように「端がどこにあるかわからない」イメージを持つと、空間にも数量にも自然と応用できます。

2意味一覧

  • 形容詞
    広大な(空間・面積)
    視線を向けても端が見えないほどの空間的広がりがコアイメージそのもの。「広い」ではなく「果てしなく広い」というスケール感が重要。
  • 形容詞
    莫大な・膨大な(数量・金額)
    数や量が「人間の感覚を超えて把握しきれないほど大きい」というコアイメージが数量に転用されたもの。「多い」ではなく「桁違いに多い」というニュアンス。
  • 形容詞
    多大な・はるかに大きい(程度・差)
    差や影響が「比べ物にならないほど大きい」場合にも使われる。a vast difference(雲泥の差)のように、程度の隔たりが視覚的に見渡せないほど大きいイメージ。

3例文

The forest was vast. I started to worry that I might get lost.
森は果てしなく広かった。迷うかもしれないと不安になり始めた。
空間の広がりがコアイメージそのまま。「広い」ではなく「途方に暮れるほど広い」という圧倒感が出ている。
The company spent a vast amount of money on the new project.
その会社は新しいプロジェクトに莫大な資金を投じた。
数量へのコアイメージの転用。金額の「桁違いの大きさ」を表す。
There is a vast difference between knowing and doing.
知っていることと実行することの間には、雲泥の差がある。
程度・隔たりへの応用。差が「見通せないほど大きい」というコアイメージが活きている。

4よくある間違い・注意点

ここに注意

「vast=広い」と覚えてしまうと、vast amount / vast difference のような数量・程度の表現で意味が取れなくなる。「圧倒されるほど大きい・多い・差がある」というスケール感がコアなので、空間以外でも自由に使えることを意識しよう。

largeやbigとの混同に注意。largeは客観的な大きさ、bigはやや口語的な大きさを表すが、vastはそれらより一段上のスケール感を持ち、見た人・聞いた人が「圧倒される」感覚を伴う。日常の小さなものには使わない。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
immense 主に空間・規模の大きさに使い、vastと近いが、やや改まった文語的ニュアンスが強い。vastほど「果てが見えない」感覚は薄い。
enormous 「桁外れに大きい」という点は共通するが、具体的な物体のサイズにも使いやすい。vastは空間や抽象的な概念(差・量)に使われることが多い。
extensive 「広範囲に広がる」というニュアンスで、知識・調査・ネットワークなど面的な広がりに使う。vastのような「圧倒される大きさ」の感情的ニュアンスは薄い。

対義語: tiny、narrow、minute、limited

6派生語・関連語

  • vastly
    副詞
    はるかに、大いに(vastly different で「まったく異なる」)

  • vastness
    名詞
    広大さ、果てしなさ(the vastness of the universe「宇宙の広大さ」)

7コロケーション

  • a vast amount of ~(莫大な量の〜)
  • a vast majority(圧倒的多数)
  • a vast difference(雲泥の差)

8確認テスト

次の英文の下線部 vast の意味として最も自然な日本語訳はどれか。

“A vast majority of students supported the new school rules.”

① 広大な多数の
② 圧倒的多数の
③ 非常に重要な
④ かなり平均的な

▶ クリックして解答を表示
② 圧倒的多数の。vastは空間だけでなく「人の感覚を超えるほどの大きさ・多さ」を表すコアイメージを持つ。「多数」という数量に対して使われているこの文では、「とても多い」程度ではなく「他を寄せ付けないほどの」という圧倒的なスケール感を表すため、「圧倒的多数」が最も自然。①は空間の広さとの混同、③④はvastのコアイメージとまったく合わない。


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