vocabulary
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
vocabularyの語源はラテン語の「vocabulum(言葉・名称)」で、語根「voc-」は「声・言葉」を意味します(vocal, voiceと同じ)。コアイメージは「ある人や分野が持っている言葉の総体(コレクション)」です。個人が頭の中に蓄えている単語の集合体(語彙力)であれば「語彙」、特定の専門分野や職業で使われる言葉の集まりであれば「用語」、辞書や教材に収録された語の一覧であれば「語彙リスト・単語集」と訳し分けられます。どの場合も「まとまりとして持っている言葉の世界」というイメージが根底にあります。
2意味一覧
-
名詞
語彙、語彙力(ある人が知っている・使える言葉の総体)
個人が頭の中に「持っている言葉の持ち物リスト」がそのままその人の語彙力を示す。 -
名詞
語彙数、語数(持っている単語の量)
持ち物リストの「点数・数量」に注目したときの訳。’vocabulary size’などの形でよく用いられる。 -
名詞
(特定分野・職業・集団の)用語、専門語
「ある特定のグループが共有している言葉のコレクション」という意味で、分野に紐づいた語の集まりを指す。 -
名詞
単語集、語彙リスト(教材・辞書などに載っている語の一覧)
コレクションを実際にリスト化・書物化したものを指す用法で、教育現場でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「vocabulary」は単語1語ではなく、あくまで単語の「集合体」を指す名詞です。「vocabularyを覚える」と言うとき、日本語感覚で『1つの単語』のように扱いがちですが、英語では通常不可算名詞として扱われます(a large vocabularyのように形容詞は付きますが、一般に×a vocabularyとは言いません)。ただし「語彙リスト」の意味では可算名詞になることもある点に注意。
「word(単語1語)」「glossary(専門用語集・巻末の語注)」と混同しないこと。vocabularyは必ず「語の集合体」という意味を持っており、語1語を指す wordとは根本的に異なります。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| lexicon | vocabularyより学術的・専門的なニュアンスが強く、言語学や辞書編纂の文脈で「その言語・分野の語彙体系全体」を指して使われることが多い。 |
| glossary | 書物の末尾などに付く「専門用語の説明付き一覧」を指し、vocabularyより具体的なリスト・冊子のイメージが強い。 |
| terminology | 特定分野の専門用語の体系・集合を指し、vocabularyの「専門用語」の意味に近いが、より「体系・仕組みとしての術語」に焦点がある。 |
6派生語・関連語
-
vocal
形容詞
声の、声による;(意見などを)声に出す、積極的に発言する
-
voice
名詞・動詞
声;(意見を)表明する(同じ語根 voc- を共有) -
vocalize
動詞
声に出す、発声する
7コロケーション
- expand / build / enrich one’s vocabulary(語彙を広げる・築く・豊かにする)
- a wide / rich / extensive vocabulary(豊富な語彙)
- technical / legal / medical vocabulary(専門・法律・医学用語)
8確認テスト
The report was written in the vocabulary of economics, making it difficult for ordinary readers to understand.
① 語彙力
② 専門用語
③ 単語数
④ 語彙集
② 専門用語。「economics(経済学)の vocabulary で書かれた」という文脈から、これは個人の語彙力でも単語の数でもなく、「経済学という分野が持っている言葉のコレクション=専門用語」を指している。コアイメージ「特定グループが持っている言葉の集合体」がここでは分野の専門用語として表れている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。