previous
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
previousのコアイメージは「今より前の時間軸に存在する、直前のもの」です。語源はラテン語のpraevius(前を行く)で、prae(前に)+via(道)から来ています。つまり「すでに道を通ってきた場所・時間」というイメージです。「前の・以前の」という訳が基本ですが、ポイントは「今との連続性・直接的なつながりがある直前」というニュアンスです。また「早まって」という意味は、「通常の順序・時間より前に出てしまう」というコアイメージが転じたものです。単に「昔の」という遠い過去ではなく、現在と直接接続している「一つ前」を指すのが特徴です。
2意味一覧
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形
以前の、前の(直前の)
時間軸で「今の直前に位置する」というコアイメージがそのまま出た用法。「一つ前の」「直近の過去の」というニュアンスが強い。 -
形
早まった、性急な(informal)
「通常あるべき順序・時間より前に出てしまった」というコアイメージから転じ、「先走り過ぎた」「まだその段階ではないのに前に出た」という意味になる。 -
形
(~に)先行する、優先する
「前に位置する」というコアイメージから、何かに対して時間的・順序的に先に来るという意味にも使われる。previous to ~(~より前に)の形で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「前の」という訳で former と混同しがち。former は「かつての(今はそうでない)」という断絶感があるのに対し、previous は「今に直接つながる直前」というニュアンス。例えば「前の仕事」は my previous job(今の仕事と連続した流れ)でも my former job(今はもうその職にいない強調)でも使えるが、ニュアンスが異なる。
previous to ~ という前置詞的用法(~より前に)を知らず、before だけで代用してしまう学習者が多い。「Previous to the meeting, she reviewed all the documents(会議の前に彼女はすべての書類を確認した)」のように、やや改まった文語的な場面で使われる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| former | 「以前の」という点は共通だが、former は「今はもうその状態ではない」という断絶感が強い。 |
| prior | 「前の・先の」という点では似るが、prior はより「優先順位・重要度が上」というニュアンスを持つことがある。prior commitment(先約)など。 |
| preceding | 「直前に来る」という順序の意味は共通だが、preceding はより「連続する系列の中の直前」という文語的・書き言葉的なニュアンスが強い。 |
| earlier | 「より早い時点の」という意味で類義だが、earlier は時間的な比較に焦点があり、順序のつながりよりも単純に「より早い時間」を指す。 |
対義語: following、subsequent、next
6派生語・関連語
-
previously
副
以前に、前もって
-
previous to
前置詞句
~より前に(before のやや改まった表現)
7コロケーション
- previous experience(以前の経験)
- the previous day / night(前日・前夜)
- previous to ~(~より前に)
8確認テスト
“Isn’t it a little previous to start celebrating before the results are announced?”
①以前の
②先行する
③早まった
④前の
③早まった。「結果が発表される前に祝い始めるのは少し早まりすぎではないか?」という文脈で、「通常あるべき順序・時間よりも前に出てしまった」というコアイメージが「早まった・性急な」という意味に結びついている。①④は時間・順序の「前」という用法だが、この文では「まだその段階に来ていないのに先走っている」というニュアンスが必要なため③が正解。
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