appreciate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は19冊に掲載されています。
1コアイメージ
appreciateの語源はラテン語の「ad(~に向かって)+ pretium(価値・価格)」。つまり「何かの価値に向かって意識を向ける」というのがコアイメージです。何かの価値・重みをきちんと認識して心に受け取る感覚です。相手の行為の価値をしっかり受け取れば「感謝する」、芸術や才能の価値を正しく認識すれば「正当に評価する・鑑賞する」、状況の深刻さや重要性を受け取れば「理解する・認識する」になります。また、資産が「価値を増す(値上がりする)」という意味も同じ根っこから生まれています。表面的に暗記するより、この「価値を受け取る」イメージを持つことで多様な文脈に対応できます。
2意味一覧
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動詞
感謝する
相手がしてくれたことの価値をしっかりと心で受け取ること。単なる「ありがとう」より、その行為の重みを認識しているニュアンスが強い。 -
動詞
正当に評価する・鑑賞する
芸術・音楽・食などの価値をきちんと受け取って味わうこと。表面的ではなく、その真の価値を認識しているという深みがある。 -
動詞
(重要性・深刻さを)理解する・認識する
状況や問題の価値(深刻さ・重要性)をしっかりと受け取って把握するという意味。単純な「知っている」より踏み込んだ認識を指す。 -
動詞
(価値・価格が)上がる・値上がりする
資産や通貨などが価値を増していく意味で使われる。「価値」そのものが増えるイメージから自然に生まれた用法で、受験でも見落とされがち。
3例文
4よくある間違い・注意点
「感謝する」の意味に引っ張られすぎて、『I don’t appreciate your tone.』(あなたの口のきき方は受け入れられない)のように価値を否定する皮肉的・婉曲的な用法を見落としやすい。これも「その価値を受け取れない=不快だ」というコアイメージの応用。
thankfulやgratefulと混同されやすいが、thankful・gratefulは「安堵・恩恵を受けた気持ち」に焦点があるのに対し、appreciateは「価値をきちんと認識している」という知的・意識的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| be grateful | 恩恵を受けた温かみや安堵感に焦点。appreciateより感情的・個人的なニュアンスが強く、価値を「評価する」「認識する」という知的な意味はない。 |
| recognize | 事実や存在を「認める・認識する」という意味で近いが、価値への感謝・鑑賞のニュアンスはない。より客観的・中立的。 |
| value | 何かを「大切にする・重んじる」という意味で近いが、appreciateのように感謝・鑑賞・値上がりといった幅広い広がりはなく、主観的な重要度に焦点。 |
対義語: underestimate、overlook、depreciate
6派生語・関連語
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appreciation
名詞
感謝;正当な評価;鑑賞;(価値の)上昇
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appreciative
形容詞
感謝している;真価を認める -
appreciably
副詞
(価値・量が)目に見えて・かなり -
appreciable
形容詞
かなりの;認識できるほどの
7コロケーション
- appreciate the importance of ~ (~の重要性を認識する)
- I would appreciate it if ~ (~していただけると幸いです / 丁寧な依頼表現)
- fully appreciate (十分に理解する・真から感謝する)
8確認テスト
『The yen has appreciated significantly against the dollar this year.』
① 今年、円はドルに対して大幅に感謝された。
② 今年、円はドルに対して大幅に値上がりした。
③ 今年、円はドルに対して大幅に評価された。
④ 今年、円はドルに対して大幅に理解された。
②
【解説】appreciateには「(価値・価格が)上がる」という自動詞の意味がある。ここでは通貨の価値上昇を表す金融・経済文脈での用法。コアイメージ「価値を受け取る」から転じて「価値が増す」という方向にも働く。①③④は文脈上不自然で、この用法を知らないと誤読しやすい。受験長文でも登場する重要用法。
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