miserable
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
miserableの語源はラテン語の「miser(惨めな、哀れな)」で、コアイメージは「あらゆる面で底をついた、救いようのない悪さ」です。単に「悲しい」や「つらい」ではなく、精神的・肉体的・状況的に余裕がまったくなく、見ていて気の毒なほど追い詰められた状態を表します。人間の感情だけでなく、天気や出来事・成果など客観的な状況にも使えるのが特徴で、「こんなにひどいとは…」という強い否定的評価が常に根底にあります。日本語で「みじめ」というと恥や屈辱のニュアンスが強いですが、miserableはそれに加えて「痛ましい」「最悪な」という幅広いニュアンスをカバーします。
2意味一覧
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形容詞
みじめな、不幸な、哀れな(人の感情・状態)
心が完全に底をついて、喜びや希望がない状態。「悲しい(sad)」より深く、救いようのない不幸感を表す。 -
形容詞
ひどい、最悪な、惨憺たる(状況・結果・品質などの評価)
「底をついた」イメージが状況や物事の質に適用され、「これ以上悪くなりようがない」という強い否定的評価になる。 -
形容詞
(天気・環境などが)うんざりするほど不快な
人の感情だけでなく、外の状況(寒さ・雨など)が「底をついた最悪さ」を持つ場合にも使われ、experiencing miserableな環境を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
miserableを単に「悲しい(sad)」の強調版と思いがちだが、saddはあくまで感情の種類、miserableは「底をつくほどの惨状」というニュアンスが強い。また日本語の「みじめ」には屈辱感が伴うことが多いが、miserableは単純に「最悪に不快・不幸」な場合にも幅広く使われる。
人だけに使えると思われがちだが、miserable weather / miserable failure のように、状況・天気・成果などの客観的な質に対しても自然に使える点を覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| wretched | miserableより文語的・詩的で、道徳的な堕落や哀れさも含む。より強烈に「哀れで惨め」なイメージ。 |
| unhappy | 不幸である状態を淡々と表す中立的な語。miserableほど「底をついた」深刻さや強度はない。 |
| wretched | miserableより文語的・詩的で、道徳的な堕落や哀れさも含む。 |
| gloomy | 暗くどんよりした雰囲気・心理状態を指し、miserableより受動的で陰鬱なトーン。 |
対義語: happy、content、excellent、splendid
6派生語・関連語
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miserably
副詞
みじめに、ひどく(fail miserably など) -
misery
名詞
みじめさ、苦悩、悲惨な状態
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miser
名詞
守銭奴、けちんぼ(語源が同じで「惨めに生きる者」のイメージ)
7コロケーション
- feel miserable(ひどく落ち込む・体調が最悪だ)
- miserable failure(惨憺たる失敗)
- miserable weather(最悪な天気)
8確認テスト
「He failed miserably at every attempt and began to doubt himself.」
① 彼はあらゆる試みでみっともなく失敗し、自分を疑い始めた。
② 彼はあらゆる試みで完全に失敗し、自信を失い始めた。
③ 彼はあらゆる試みで少し失敗し、不安になり始めた。
④ 彼はあらゆる試みで悲しそうに失敗し、落ち込み始めた。
②。miserably は「底をついた最悪の状態で」というコアイメージから、ここでは「完全に(ことごとく)」という強調の意味で使われている。①の「みっともなく」は日本語の「みじめ」に引きずられた誤訳で、屈辱感のニュアンスが強すぎる。③の「少し」は弱すぎ、④の「悲しそうに」は感情を表す誤訳。fail miserably は「惨憺たる失敗を繰り返す」という頻出コロケーション。
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