sue
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
sueのコアイメージは「正式な手続きを通じて何かを求め追いかける」こと。語源はラテン語のsequi(追う・従う)にさかのぼり、「正当な権利を主張するために相手を法的に追いかける」というイメージが根底にある。現代英語では主に法廷という舞台で自分の権利や賠償を「求めて追及する」意味で使われる。日本語の「訴える」「告訴する」はこの追求行為を法律用語として言い換えたものにすぎない。また古い用法や文語では「懇願する・求める」という意味でも使われるが、これも「相手に対して何かを強く求める」という同じコアイメージからきている。
2意味一覧
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動詞
(損害賠償などを求めて)訴訟を起こす、告訴する
「法的手続きという形で相手を追いかけ、賠償や権利を求める」行為そのものがこの意味の核心。日本語の「訴える」はあくまでこのイメージを法律用語に落とし込んだ訳語。 -
動詞
(文語・古語)懇願する、嘆願する
「相手に対して何かを強く求める・追い求める」というコアイメージが、法廷の外でも「懇願する」という意味につながる。sue for mercy(慈悲を乞う)などの表現で残っている。
3例文
4よくある間違い・注意点
sueは民事訴訟(損害賠償などを求める)で使われることが多い。刑事告訴(犯罪として警察・検察に訴える)はprosecuteやpress chargesを使うのが自然で、sueとは区別が必要。
「sue+人」だけでなく「sue for+求めるもの」という形が重要。for damagees(損害賠償)、for negligence(過失)、for peace(和平)など、何を求めているかをforで続けるパターンを押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| prosecute | 主に刑事事件で国家・検察側が被告を起訴するときに使う。sueが被害者個人による民事訴訟であるのに対し、prosecuteは犯罪として法的に罰することを目的とした手続きを指す。 |
| litigate | 訴訟手続き全体を進めることを指す、やや硬い法律用語。sueが「訴訟を起こす」という開始の行為に焦点を当てるのに対し、litigateは係争を続けるプロセス全体を指すニュアンスがある。 |
| take (someone) to court | 「法廷に引っ張り出す」というイメージの口語的な言い換え。sueより砕けた表現で意味はほぼ同じだが、よりインフォーマルな場面で使われる。 |
対義語: settle(和解する)、drop the charges(訴えを取り下げる)
6派生語・関連語
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suit
名詞
訴訟、告訴(lawsuit とも言う)/スーツ(服)
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lawsuit
名詞
民事訴訟、裁判
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suitor
名詞
原告/(古語)求婚者(「求める者」というコアイメージから)
7コロケーション
- sue for damages(損害賠償を求めて訴える)
- sue someone for negligence(過失を理由に~を訴える)
- threaten to sue(訴訟をちらつかせる、訴えると脅す)
8確認テスト
“After the oil spill, local fishermen sued the corporation for compensation.”
① 地元の漁師たちは企業を刑事告訴した。
② 地元の漁師たちは企業に補償を求めて訴訟を起こした。
③ 地元の漁師たちは企業に補償を懇願した。
④ 地元の漁師たちは企業との和解交渉に入った。
正解は②。sue for compensationは「補償(賠償)を求めて民事訴訟を起こす」という意味。「法的手段で補償を追い求める」というsueのコアイメージが典型的に表れている。①のような刑事告訴はprosecuteを使うのが正確で、sueは民事訴訟が基本。③の懇願はsueの古用法だがfor compensationとの組み合わせでは不自然。④のsettleとは全く異なる行為。
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