private
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
privateのコアイメージは「外の世界・他者から切り離されたもの」。ラテン語のprivatus(「公から分離された」)が語源で、「public(公的・公開)の反対」が本質。自分だけが立ち入れる空間・情報・関係を指す。だから「個人の」(他者が入り込まない)、「秘密の」(他者に見せない)、「私立の」(国や公共機関ではない)、「落ち着いた」(他者に邪魔されない)という様々な訳語がすべて同じ根から生まれる。文脈に応じて訳は変わるが、常に「外から遮断されている」というニュアンスが底流にある。
2意味一覧
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形容詞
個人の、私的な
公共や組織ではなく「その人だけに属する」領域を指す。外部から切り離された個人の領域というコアイメージが直結している。 -
形容詞
秘密の、内々の
他者の目・耳から「切り離されている」情報や事柄を指す。公にはしたくない、外に出したくないという遮断のイメージが「秘密」へとつながる。 -
形容詞
私立の
国や公共機関(public)から切り離された、民間の運営を指す。publicの対義として使われる典型的な用法。 -
形容詞
落ち着いた、人目につかない
他人が入り込んでこない、外界から遮断された場所や状況を指す。「二人きりで話せる静かな場所」のように空間的な遮断感を表す。 -
形容詞
(人が)内気な、人見知りの、プライベートを大切にする
自分の内面を外部に見せない、他者と距離を置く人物の性質を表す。「She’s a very private person.(彼女はとても内向的で自分のことを話さない人だ)」のように人物描写に使われる重要用法。 -
名詞
(軍の)二等兵
「どの公職も持たない一般の者」という意味から転じた用法。大学受験でも稀に出題される。
3例文
4よくある間違い・注意点
「秘密の」という訳でsecretと混同しがち。secretは「意図的に隠している」という能動的なニュアンスが強いのに対し、privateは「外部が立ち入るべきでない領域」というニュアンス。a private conversation(内緒話というより、二人だけの会話)はsecretよりprivateが自然。
「private person」を「個人的な人」と直訳しないこと。これは「自分のことをあまり話さない、プライバシーを大切にする人」という意味で、人物の性格描写としてよく使われる重要表現。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| personal | 「その人自身に関わる」という意味で近いが、personalは「その人に特有・その人らしさ」のニュアンスが強く、必ずしも他者を排除しない(例:personal opinion)。privateは「他者を入れない」という排他性が核心。 |
| secret | 「意図的に隠す・ひた隠しにする」という強い能動性がある。privateは「立ち入られたくない領域」という受動的な遮断感で、secretほど隠蔽の意図は強くない。 |
| confidential | 主にビジネス・法律の文脈で「機密の」という意味。privateより公式なニュアンスがあり、情報漏洩への法的な配慮を含意することが多い。 |
対義語: public、official、open
6派生語・関連語
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privacy
名詞
プライバシー、秘密性、個人の領域
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privately
副詞
こっそりと、内々に、個人的に -
privatize
動詞
民営化する -
privatization
名詞
民営化
7コロケーション
- private sector(民間部門)
- in private(内密に、二人きりで)
- private life(私生活)
8確認テスト
“She’s an extremely private person and rarely talks about her family.”
① 個人的な
② プライバシーを重視する・自分のことを明かさない
③ 秘密好きな
④ 落ち着いた
② プライバシーを重視する・自分のことを明かさない。この文では「人物がどんな性格か」を描写しており、「自分の内面や家族のことを外部(他者)に見せない人」という意味。コアイメージ「外部から切り離す」が人物の性質に適用された用法。①は意味がずれており、③・④は文脈に合わない。
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