obscure
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
obscureのコアイメージは「霧や暗闇に包まれて、輪郭やシルエットがはっきり見えない状態」です。ラテン語の ob-(覆いかぶさる)+ scurus(暗い)が語源で、光が遮られて何かがぼんやりとしか見えないイメージです。これが「物理的な暗さ」だけでなく、「意味が不明瞭でよく見えない=あいまいな」「世間の目に触れず見えない場所にある=辺鄙な・無名の」という意味にも広がっています。また動詞として使うと「わかりにくくする・覆い隠す」という意味にもなります。どの意味も「本来見えるべきものが何らかの形で見えづらくなっている」という一本の軸で理解できます。
2意味一覧
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形容詞
あいまいな、はっきりしない
意味や内容が霧に包まれたようにぼんやりしていて、輪郭が見えない状態。論文や発言が「難解でつかみどころがない」ときに使われる。 -
形容詞
暗い、薄暗い
コアイメージそのままで、光が遮られて視界が利かない物理的な暗さを指す。 -
形容詞
無名の、世に知られていない
世間の「目に入らない」存在=スポットライトが当たらず、人々の視野からかすんでいる状態。 -
形容詞
辺鄙な、人里離れた
地理的にも「見通しが利かないほど奥まった場所」というイメージ。地図上でも目立たず、人の目に届かない。 -
動詞
〜をぼかす、不明瞭にする、覆い隠す
コアイメージを動詞化したもの。何かを「霧の中に包み込んで見えなくする」行為を表す。日本語訳は文脈で「真実を覆い隠す」「月を雲が隠す」など変化する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「あいまいな」という訳から vague と混同しがちですが、vague は「考えや記憶がぼんやりしている」という内側の不明瞭さ、obscure は「外から見えにくい・わかりにくい」という外側からの不透明感が強い点が異なります。
動詞用法を忘れやすいので注意。「obscure the truth(真実を覆い隠す)」のように他動詞として使われる重要な用法があります。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| vague | 話者・思考者の内側がぼんやりしている曖昧さ。「記憶がはっきりしない」「考えがまとまっていない」のように主観的な不明瞭さに使う。 |
| ambiguous | 複数の解釈が可能で「どちらとも取れる」という構造的な二義性を指す。obscure が「見えにくい」なら、ambiguous は「二方向に見える」。 |
| unknown | 単に「知られていない」という事実を指す中立的な語。obscure には「世間の目から外れた、注目されていない」というニュアンスが加わる。 |
対義語: clear、famous、prominent、obvious
6派生語・関連語
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obscurely
副詞
あいまいに、不明瞭に、無名で -
obscurity
名詞
不明瞭さ、無名であること、暗闇(例:fall into obscurity「忘れ去られる」) -
obscuration
名詞
覆い隠すこと、遮蔽(天文学などで使われる専門的な語)
7コロケーション
- obscure reference(わかりにくい引用・言及)
- fall into obscurity(無名になる、忘れ去られる)
- obscure the truth / facts(真実・事実を覆い隠す)
8確認テスト
“The report’s conclusion was deliberately obscure, making it impossible to assign blame to anyone.”
① 暗くて読みにくく
② わざとあいまいに書かれており
③ 無名の筆者によって書かれており
④ 辺鄙な場所で公表されており
② わざとあいまいに書かれており。obscure の「意味・内容が霧に包まれてはっきり見えない」というコアイメージが、ここでは「誰の責任かを見えにくくするために意図的に不明瞭にされた」という文脈に当てはまる。deliberately(わざと)という語もヒントで、真実を「覆い隠す」動詞的ニュアンスが形容詞に転じた用法。
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