direction
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
directionのコアイメージは「ある点から別の点へと延びる『向き』」です。ラテン語の dirigere(まっすぐにする・導く)が語源で、「向かうべき方向を指し示す」という感覚が根底にあります。物理的な「方角・方向」はもちろん、物事の進む「傾向・方向性」、人や集団を目標に向けて「導く行為=指揮・指示」、そして「どこへ向かえばよいかを教える指南書」まで、すべて「ある目的地・目標へ向かう線」というイメージから派生しています。複数形のdirectionsになると「どちらへ進むかの手順=道順・取扱説明書」という意味に広がるのもこのコアイメージゆえです。
2意味一覧
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名詞
方向、方角
物理空間における「向かうべき先を示す線」そのもの。左右・東西南北など、空間的な「向き」を表す最も基本的な用法。 -
名詞
方向性、傾向
物理的な空間を離れ、物事や議論・人生が「向かっていく先」を示す。「この研究はどんな方向に進んでいるか」という抽象的な「向き」。 -
名詞
指揮、監督
人や集団を目標へ向けて「導く行為」。指揮者やリーダーが進む向きを示すことから「under the direction of ~(〜の指揮のもとで)」のように使う。 -
名詞(複数形 directions)
道順、使用説明書、指示
「どこへ向かえばよいか・どう進めばよいか」を順序立てて示したもの。道案内も取扱説明書も「向かうべき手順を与える」という点で同じコアイメージ。 -
名詞
(映画・演劇の)演出
俳優やスタッフ全体を作品の目標へ「導く」行為。film directionのように用いられ、directorの行う仕事を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
複数形 directions を「方向たち」と直訳しないこと。directions は「道順」や「使用説明書・指示書」という独立した意味になる。Can you give me directions to the station?(駅への行き方を教えてもらえますか?)のように、日常会話でも頻出の用法。
「指揮・監督」の意味では under the direction of ~(〜の指揮のもとで)という前置詞句がほぼセットで使われる。direction を単独で「指揮」と覚えるだけでなく、このフレーズごと覚えておくと実際の読解に役立つ。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| tendency | tendencyは「自然と引き寄せられる傾き・癖」というニュアンスで、意図せず向かう傾向。directionは「意識的に向かう先・進路」という能動的ニュアンスが強い。 |
| guidance | guidanceは「困惑している人を手を取って導く」個人的・支援的なニュアンス。directionは指揮・指示のように組織的・権威的に「向きを示す」感覚が強い。 |
| instruction | instructionは「具体的なやり方を教える」手順・教授に重点。directionsと重なる場面もあるが、directionはあくまで「どこへ向かうか」の線が根底にある。 |
対義語: confusion(混乱・迷走)、misdirection(誤った誘導)
6派生語・関連語
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direct
動詞・形容詞
〔動〕指示する、向ける、監督する 〔形〕直接の、率直な
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director
名詞
取締役、監督、ディレクター(向きを示す人)
-
directly
副詞
直接に、まっすぐに、すぐに
-
directional
形容詞
方向性の、指向性の -
misdirection
名詞
誤った指示、誤誘導(mis-=誤った+direction)
7コロケーション
- in the direction of ~(〜の方向へ)
- under the direction of ~(〜の指揮・監督のもとで)
- sense of direction(方向感覚)
8確認テスト
The orchestra performed beautifully under the direction of the young conductor.
① 方角
② 傾向
③ 指揮
④ 説明書
③ 指揮。under the direction of ~は「〜の指揮・監督のもとで」という意味の定型表現。オーケストラと指揮者という文脈から、人を目標へ「導く行為」=指揮がコアイメージと一致する。①は物理的方角、②は抽象的傾向、④は複数形で使うdirectionsの意味であり、いずれも文脈に合わない。
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