penetrate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
penetrateのコアイメージは「何か障壁・表面を突き破って、その内側へと深く入り込む」こと。ラテン語のpenetus(内部)が語源で、「奥へ奥へと到達する」動きが根底にある。物理的には弾丸が壁を貫通したり、液体が素材にしみ込んだりする場面に使う。そして同じイメージが抽象的な領域にも拡張される。人の「表面的な態度や仮面」を突き破って「本当の意図・真実」にたどり着くとき「見抜く」となり、光や音が空間の奥まで届くとき「照らす・響き渡る」となる。また、考えや意味が頭の「奥」にしっかり入り込むとき「理解する」の意味にもなる。つまりどの訳も「表面を突破して内側へ達する」という一本の軸でつながっている。
2意味一覧
-
動詞
貫通する、突き抜ける
物理的な障壁を突き破って内側まで到達するイメージがそのまま使われる。刃物・弾丸・光などが対象の奥まで入り込む場面。 -
動詞
しみ込む、浸透する
液体や気体がじわじわと素材の内部へ入り込む動き。勢いよく突き抜けるというよりも、時間をかけて奥へ奥へと浸透していくニュアンス。 -
動詞
見抜く、洞察する
人の表情や言葉という「表面の壁」を突き破って、隠された意図や真実という「内側」にたどり着く比喩的な用法。 -
動詞
(意味・考えが)理解される、腑に落ちる
情報や概念が頭の奥深くへと入り込むイメージ。It didn’t penetrate.(ぴんとこなかった)のように、特に自動詞的に使われることがある見落とされがちな用法。 -
動詞
(市場・組織などに)参入する、入り込む
ビジネス・政治の文脈で、外部から内側へと勢力を伸ばすイメージ。「市場を開拓する」「組織に潜入する」などの訳が当たる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「見抜く」という訳だけを丸暗記すると、物理的な「貫通・浸透」やビジネス的な「市場参入」の文脈でまったく訳せなくなる。どの訳も「内側へ入り込む」という一つのコアイメージから派生していると意識しておくことが大切。
自動詞用法(It didn’t really penetrate.「なかなか頭に入ってこなかった」)を見落としやすい。主語を人ではなく「情報・言葉・意味」にして使う形も頻出なので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| pierce | 針や刃で鋭く「刺し通す」イメージが強く、一点を素早く突き抜けるニュアンス。penetrateが「内部への到達・浸透」に焦点を当てるのに対し、pierceは「貫く行為そのもの」を強調する。 |
| permeate | 液体・気体・考えがじわじわと隅々にまで広がる「浸透・充満」のイメージ。penetrateが「ある一点・経路を通って奥へ達する」のに対し、permeateは「全体に広がる」ニュアンスが強い。 |
| see through | 「見抜く・だまされない」という意味で口語的。penetrateが洞察力によって内側へたどり着く知的なニュアンスを持つのに対し、see throughはより日常的な表現。 |
| infiltrate | 「密かに潜入する」というネガティブ・スパイ的なニュアンスが強い。penetrateが中立的なのに対し、infiltrateは不正・隠密な侵入を示唆することが多い。 |
対義語: repel、deflect、block
6派生語・関連語
-
penetration
名詞
貫通、浸透、見抜くこと、市場参入
-
penetrating
形容詞
鋭い、洞察力のある、透き通るような(a penetrating gaze: 鋭い眼差し) -
penetrable
形容詞
貫通できる、見通せる -
impenetrable
形容詞
貫通できない、難解な、不可解な
7コロケーション
- penetrate the market(市場に参入する)
- penetrate the skin / a wall(皮膚・壁を貫通する)
- penetrate someone’s disguise / intentions(変装・意図を見抜く)
8確認テスト
“No matter how clearly the teacher explained, the concept simply didn’t penetrate.”
① 貫通しなかった
② 見抜かれなかった
③ 頭に入ってこなかった
④ しみ込まなかった
③「頭に入ってこなかった」が正解。penetrateの自動詞用法で、「概念(情報)が頭の奥深くへ入り込む=理解される」というコアイメージが使われている。主語がthe conceptという「情報」であり、人が意図的に理解するのではなく、情報が自然に腑に落ちるかどうかを表す。①は物理的な文脈の話、②は意味が逆、④は液体・物質向けの訳で、いずれもこの文脈には不自然。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。