practical
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
practicalのコアイメージは「理論・空想ではなく、実際の現場で機能する」こと。語源はギリシャ語のpraktikos(行動に関する)で、「頭の中だけでなく、実際に行動・現実の場で役立つかどうか」という視点が根底にある。だから「実用的な英語」は現場で通じる英語のことだし、「a practical person」は机上の空論ではなく現実的な判断ができる人のこと。また「There is no practical difference.(実質的な差はない)」のように、形式的にはあっても実際上は意味がないという否定的な文脈にも使われる。「現実の場でちゃんと機能するか」という問いかけがこの単語の本質。
2意味一覧
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形容詞
実用的な、実践的な
理論や机上の話ではなく、実際の場面で使える・機能するという意味。「現場で通じるか」がポイント。 -
形容詞
現実的な、実際的な(人・考え方について)
人や考え方が「現実の場で機能する判断ができる」ことを指す。夢想家ではなく地に足のついた人・発想に使う。 -
形容詞
実質的な(形式ではなく中身として)
「形の上ではなく、実際の機能・効果として」という意味合い。a practical certainty(ほぼ確実なこと)のように使われる。 -
形容詞
(手先が)器用な、実作業に向いた
「実際の作業の現場で機能する能力がある」というコアイメージから、手を使う作業が得意なことを表す用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
practicalを「練習の」と誤訳しがち。「練習の」はpractice(名詞)の形容詞的用法か、training / practice sessionなどを使う。practicalはあくまで「実際の場で機能する」という性質を表す形容詞。
practicable(実行可能な)と混同しやすい。practicalは「現場で役立つ・現実的」、practicableは「実行・実施が可能かどうか」という実現可能性に焦点がある別語。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| useful | 単に「役に立つ」という汎用的な語。practicalは「理論より実際の場での機能性」という対比のニュアンスが強い。 |
| realistic | 「現実をちゃんと見ている」という認知・判断の現実性に焦点。practicalは「行動・使用の場で機能するか」に焦点がある。 |
| pragmatic | 「結果・効果を最優先に考える」という実利主義的なニュアンスが強い。practicalより硬く、哲学・政治・経営の文脈でよく使われる。 |
対義語: theoretical、impractical、idealistic
6派生語・関連語
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practically
副詞
①実際上は、事実上 ②ほとんど(almost の意味でも頻出)
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practicality
名詞
実用性、実際的であること -
practice
名詞・動詞
(名)練習、慣行、実践 (動)練習する、実践する
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impractical
形容詞
非実用的な、現実的でない
7コロケーション
- practical experience(実地経験)
- practical skills(実践的なスキル)
- practical advice(実際に役立つアドバイス)
8確認テスト
“For all practical purposes, the project has already failed.”
①実践的な目的のためには
②実質的に見れば
③実用的な目標のうえでは
④練習としての目的では
②「実質的に見れば」が正解。for all practical purposes は「あらゆる実際的な目的から考えると」→「実質的に見れば・事実上」という慣用表現。形式的にはまだ続いていても、現実の機能として見れば失敗している、というコアイメージ(現場で機能するかどうか)が「実質的に」という訳に表れている。①③は直訳すぎて不自然、④の「練習」は完全な誤訳。
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