sheer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
sheer のコアイメージは「他のものが一切混じっていない、純粋・完全な状態」です。何かが100%その性質だけでできている感覚です。「まったくの(pure/utter)」は、喜びや恐怖などの感情が他の要素なしに100%その感情だけである状態。「透けている」は、余計な厚みや不純物がなく光がそのまま通り抜けるほど純粋に薄い布地の状態。「険しい(絶壁の)」は、なだらかさや傾斜が一切混じらず垂直に切り立った崖の状態。一見バラバラに見える意味も、「混じりけのない極限状態」という共通のコアイメージから生まれています。
2意味一覧
-
形容詞
まったくの、純粋な、ほかでもない
感情や状況が他の要素に一切混じっていない100%純粋な状態を表す。「sheer luck(ただの運)」のように、努力など他の要因が何も混じっていないことを強調する。 -
形容詞
(布などが)透けるほど薄い
余計な厚みが一切ない、純粋に薄い状態のこと。光を通し透けて見えるほど「混じりけなく薄い」布地に使われる。 -
形容詞
(崖・壁などが)垂直に切り立った、険しい
傾斜や段差が一切混じらず、ただひたすら垂直に落ちている状態。「sheer cliff(絶壁)」は傾きのない純粋な垂直面のこと。 -
副詞
まっすぐに、真っ逆さまに
副詞としても「混じりけなく直接的に」という意味で使われ、「fell sheer down(真っ逆さまに落ちた)」のように方向の純粋さを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
sheer を「単なる」と訳すと軽く聞こえすぎることがある。sheer には「それ以外の何物でもない、100%それだけ」という強調のニュアンスがあるため、文脈によっては「まさに」「純粋に」「ひたすら」など強調を含む訳語を選ぶほうが正確。
mere(単なる)と混同しやすいが、mere は「それ以下の取るに足らないもの」と見下すニュアンスがあるのに対し、sheer は感情や状態の純粋さ・強さを強調する。例えば sheer joy は「純粋な喜び(強調)」だが mere joy という表現は不自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| utter | utter も「まったくの」を意味するが、utter nonsense のようにネガティブな意味の語と結びつきやすい。sheer はポジティブ・ネガティブ両方に使える。 |
| pure | pure は「不純物のない清潔さ・道徳的純粋さ」も含むが、sheer は「他が一切混じっていないことを強調する極端さ」に焦点がある。 |
| absolute | absolute は「絶対的・完全」という論理的・客観的な完全性を表すのに対し、sheer はより感覚的・感情的な「まぎれもない」というニュアンスが強い。 |
対義語: mixed、partial、gradual
6派生語・関連語
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sheerly
副詞
まったく、純粋に(稀な用法) -
sheerness
名詞
(布の)薄さ、透明感;険しさ
7コロケーション
- sheer luck / coincidence(まったくの幸運/偶然)
- sheer cliff / drop(絶壁、垂直の断崖)
- sheer fabric / curtain(透ける薄い生地/カーテン)
8確認テスト
“He succeeded not through talent, but through sheer hard work.”
① かなりの ② 透けるほどの ③ まさに純粋な、ひたすらの ④ 険しい
③ まさに純粋な、ひたすらの。この文では「才能など他の要素が一切混じらず、努力だけが100%の原因だった」という sheer のコアイメージが働いている。「ひたすらの努力」や「ただひたすら働いたから」と訳すと最もニュアンスが伝わる。①は強調が弱く、②④は文脈と合わない。
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