scholarship
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
scholarshipは「scholar(学者・学問に打ち込む者)」+「-ship(状態・性質・地位)」から成る語。コアイメージは「深く学問に取り組む人の資質・その地位にふさわしい活動や支援」。「奨学金」は学問を追求する人を財政的に支援する制度、「学問・学識」は深い知的探究の成果そのもの——どちらも「真剣に学問に向き合う姿勢とその営み」という根っこが共通している。つまり単なる「お金」でも「勉強」でもなく、学問という高度な知的活動を中心に据えた概念である。文脈によって「奨学金」とも「学識」とも訳せるのは、この一本の幹から伸びた二本の枝に過ぎない。
2意味一覧
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名詞
奨学金(学問追求を支援するための給付金・援助制度)
「学問に打ち込む者」を経済的に支え、その活動を可能にする仕組み。「学者の地位を維持するための支援」というコアから来ている。 -
名詞
学問・学識(高度な知識の蓄積と研究活動)
「scholarly(学者らしい)な活動の状態・質」そのものを指す。深い研究や知的探究の成果・水準を表す。 -
名詞
奨学生の資格・身分
-shipが「地位・身分」を表すことから、「奨学生として認められた立場」そのものを指す用法。受験生には見落とされがちだが実際に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「scholarship=奨学金」と覚えてしまい、’Her scholarship in medieval history is impressive.’のような文で「奨学金が印象的」と誤訳するケースが多い。この文では「中世史における学識・学問的造詣が印象的」が正しい。文脈で意味を判断する習慣を!
fellowshipと混同しやすい。fellowshipは「仲間・共同体としてのつながり」が原義で、研究奨励金(特に大学院レベル)を指すことが多い。scholarshipは学部生から幅広く使われ、より純粋に学問的成就に対して与えられるニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| grant | 返済不要の資金援助全般を指し、学問に限らず研究・芸術・事業など幅広い目的に使われる。scholarshipより対象が広い。 |
| fellowship | 主に大学院生・研究者向けの研究奨励金。「仲間・共同体」が原義で、学術コミュニティへの参加という側面が強い。 |
| learning | 「学識・知識」の意味での類義語。learningは「学ぶ過程・獲得した知識」、scholarshipは「体系的な研究・学術的深さ」に重点。 |
| erudition | 「博学・博識」の意味での類義語。eruditionは広範な知識量を強調する一方、scholarshipは研究の深さ・専門的厳密さを含意する。 |
対義語: ignorance、illiteracy
6派生語・関連語
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scholar
名詞
学者・奨学生
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scholarly
形容詞
学術的な・学者らしい -
scholastic
形容詞
学業の・学校教育に関する
7コロケーション
- win / receive / be awarded a scholarship(奨学金を獲得する)
- full / partial scholarship(全額 / 一部奨学金)
- academic scholarship(学術研究・学業優秀者向け奨学金)
8確認テスト
‘The professor’s scholarship on Renaissance art is widely respected across Europe.’
①その教授のルネサンス美術に関する奨学金はヨーロッパ中で広く尊重されている。
②その教授のルネサンス美術に関する学識はヨーロッパ中で広く尊重されている。
③その教授はルネサンス美術の奨学金をヨーロッパ全土から受け取っている。
④その教授のルネサンス美術の授業はヨーロッパ中で広く尊重されている。
②。scholarshipは「教授のルネサンス美術研究における学識・学術的業績」の意味で使われている。奨学金は一般に学生が受け取るものであり、教授が「ルネサンス美術に関する奨学金を持っている」という①③は文脈として不自然。coreaイメージ「深い学問的探究の成果・質」がここでは「学識」という訳につながっている。
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