extent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
extentの語源はラテン語のextendere(伸ばす・広げる)。コアイメージは「何かが伸びた結果として生じる広がりの全体的な大きさ」。物理的な広さ(土地の広さ)にも、抽象的な広がり(ダメージの大きさ、理解の深さ)にも使える。「ここからここまでの範囲全体」というニュアンスが根底にある。だから「to some extent(ある程度まで)」という表現は、「その広がりのある地点まで」という感覚。日本語で「どの程度・どこまで」と問うとき、英語ではhow far / to what extentと表現するのも、この「広がりの端までの距離」というコアからきている。
2意味一覧
-
名詞
程度、度合い
物事の影響や感情などが「どこまで広がっているか」を指す。抽象的な大きさ・度合いを表すときの使い方。 -
名詞
範囲、広がり
「端から端まで伸びた」結果の広がりそのものを指す。物理的な空間にも、議論・話題の射程にも使える。 -
名詞
(被害・損害などの)大きさ、規模
「被害がどこまで広がったか」という観点から、特に否定的な出来事の「規模・甚大さ」を表す重要な用法。受験では見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「to an extent」と「to the extent that〜」の混同に注意。「to an extent」は「ある程度は」という副詞句、「to the extent that〜」は「〜という程度にまで」「〜であるほどに」という接続詞的用法で全く異なるニュアンスを持つ。
degreeとの混同:degreeは「段階・度数」のイメージで段階的・数値的な度合いを示し、extentは「広がりの大きさ」なので、the extent of damageとは言えてもthe degree of damageとはあまり言わない。文脈によって使い分けが必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| degree | 「段階・温度計の目盛り」のように段階的・数値的な度合いを表す。to a certain degreeのように使うが、物理的な広がりの意味は持たない。 |
| scope | 「計画や調査が対象とする範囲」というニュアンスが強く、意図的に設定した射程を表す。extentが結果として広がった大きさなのに対し、scopeは意図的な枠組みに近い。 |
| range | 「最小から最大までの幅・振れ幅」を表す。両端の間の広がりを意識する点はextentと似るが、rangeは多様性・バリエーションのニュアンスが強い。 |
対義語: limitation、restriction
6派生語・関連語
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extend
動詞
伸ばす、拡張する、延長する
-
extensive
形容詞
広範囲にわたる、大規模な
-
extensively
副詞
広範囲にわたって、大規模に
7コロケーション
- to some/a certain extent(ある程度まで)
- the full extent of〜(〜の全容・全体的な規模)
- to the extent that〜(〜という程度にまで、〜であるほどに)
8確認テスト
Authorities are still assessing the extent of the flood damage.
① 洪水被害の程度・規模
② 洪水被害の原因
③ 洪水被害の期間
④ 洪水被害の責任
① 「洪水による被害がどこまで広がったか(全体の大きさ)」を当局が評価しているという文脈。extentは「広がりの全体的な大きさ→規模・全容」を表しており、①が最も自然。②〜④はextentのコアイメージとは無関係な意味。
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