wind
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
windのコアイメージは「空気が動いて生まれる見えない流れ・勢い」です。自然界の「風」がその典型ですが、人体内で発生する「ガス(腸内ガス)」も、体の中を流れる気体という点で同じイメージから来ています。また、音楽用語の「管楽器(wind instruments)」も、空気を吹き込んで鳴らすという共通点があります。さらに「息切れ」を表すget winded(息が切れる)も、肺の中を動く空気=windです。このように「見えないが確かに存在する気体の動き・流れ」がすべての意味を貫いています。日本語では文脈によって「風」「ガス」「息」などと訳し分けますが、英語のwindは常に一つのイメージです。
2意味一覧
-
名
風
大気中の空気が水平方向に動く流れそのもの。コアイメージ「気体の流れ」の最も典型的な現れ。 -
名
ガス・おなら(腸内の気体)
体内で発生し動き回る気体という点で「風」と同じコアイメージ。医療・日常会話で使われるやや婉曲な表現。 -
名
息・呼吸(特にスポーツ等での息切れ)
肺の中を流れる空気もwindのイメージに含まれる。”get winded”(息が切れる)の形でよく使われる。 -
名
管楽器(winds / wind instruments)
空気を吹き込んで音を出す楽器群。気体を吹き流すという行為がコアに直結する。
3例文
4よくある間違い・注意点
発音に注意:「風」の意味のwindは /wɪnd/(短母音)。一方、「巻く・曲がる」という動詞のwind(例: wind a clock / The road winds)は /waɪnd/(長母音)と発音が全く異なる別語。スペルが同じ「同形異義語(homograph)」なので混同しやすい。
「ガス」の意味は日本人には意外な訳に感じるが、英語ネイティブには自然。会話で医師や薬剤師がgasと言わずwindを使うことが多いため、この用法を知らないと文脈を読み違える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| breeze | 穏やかで心地よい軽い風を指す。windより具体的で強度が弱い。”a refreshing breeze”(さわやかそよ風)のように好意的な文脈で使われることが多い。 |
| gust | 突然吹く強い突風・一陣の風。windが「風一般」を指すのに対し、gustは「瞬間的・局所的な強い気流」に限定される。 |
| gale | 非常に強い暴風。windがどんな強さの風にも使えるのに対し、galeは特に激しく危険な風に限定される専門的語。 |
対義語: calm(凪・無風状態)、stillness(静けさ・静止)
6派生語・関連語
-
windy
形
風の強い、風が多い -
windmill
名
風車 -
windshield
名
フロントガラス(風を防ぐもの) -
downwind
副・形
風下に(風が吹いていく方向に) -
winded
形
息が切れた、息切れした
7コロケーション
- a strong wind(強風)/ a light wind(微風)
- wind power(風力発電)
- break wind(おならをする)
8確認テスト
“The doctor said the baby’s discomfort was caused by wind.”
①風 ②呼吸 ③ガス・腸内ガス ④管楽器
③ガス・腸内ガス。赤ちゃんの不快感の原因として医師が述べている文脈であり、ここでのwindは体内に溜まった気体(腸内ガス)を指す。「風が赤ちゃんを不快にした」では文脈として全く成り立たない。windのコアイメージ「体内を動く気体」が体外ではなく体内に向いた用法であることを理解していれば正解できる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。