clumsy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
clumsyの語源は古ノルド語の「klumsa(寒さで手がかじかんだ状態)」に由来します。手がかじかんで思うように動かせないイメージが根底にあります。つまり「体や動作が自分の意志どおりにコントロールできず、ぎこちなく不格好になる」というコアイメージです。これは身体的な不器用さだけでなく、言葉や行動が洗練されていない・場の空気を読めずに不格好になる場面にも拡張されます。「下手」と訳しても「ぎこちない」と訳しても「無神経な」と訳しても、すべて「思うようにコントロールできない、不格好な様子」という同じ根っこから生まれています。
2意味一覧
-
形
(動作・手先が)不器用な、ぎこちない
体の動きが意志通りにコントロールできない様子がそのまま「不器用・ぎこちない」に対応する。 -
形
(言葉・表現・デザインなどが)不格好な、洗練されていない
動作だけでなく、言い回しや設計が「うまく制御・整理されていない」ことにも使われ、「垢抜けない」「まとまりのない」という意味になる。 -
形
(態度・対応が)不適切な、無神経な
場の雰囲気や相手の感情をコントロールできずに扱ってしまう様子から、「気の利かない」「デリカシーのない」ニュアンスにも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
clumsyは「能力が低い・下手」という意味のbadやpoorと混同しがちですが、clumsyはあくまで「動作やふるまいが制御されておらずぎこちない」という様子に焦点があります。たとえばa clumsy writerは「字を書く動作がぎこちない人」であり、「文章が下手な人」にはa poor writerを使います。
「不器用な人」を表す日本語訳に引きずられて、人にしか使えないと思いがちですが、実際にはa clumsy sentence(ぎこちない文章)・a clumsy design(不格好なデザイン)など物・事にも幅広く使えます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| awkward | awkwardは「場の状況・社会的文脈に対して不適切でぎこちない」ニュアンスが強く、気まずさや気恥ずかしさを伴う場面に多い。clumsyは動作・表現の物理的・技術的な不格好さに焦点がある。 |
| ungainly | ungainlyは主に体の動きが重くてぎこちない外見的様子を指し、より文語的・描写的な表現。clumsyよりも「見た目が不格好」という視覚的印象が強い。 |
| inept | ineptは「その場に全く適していない・無能な」という意味が強く、能力や判断力の欠如を批判的に表す。clumsyより意図的・評価的なニュアンスがある。 |
対義語: graceful、dexterous、adroit、nimble
6派生語・関連語
-
clumsily
副
ぎこちなく、不器用に -
clumsiness
名
不器用さ、ぎこちなさ
7コロケーション
- clumsy attempt(不格好な試み)
- clumsy apology(ぎこちない謝罪)
- clumsy handling(まずい対処・不手際)
8確認テスト
“His clumsy attempt to comfort her only made her cry more.”
① 残酷な慰め方
② ぎこちない慰め方
③ 意図的に傷つける慰め方
④ 無関心な慰め方
正解は②。clumsyのコアイメージは「意志通りにコントロールできず不格好」なこと。この文では悪意はなく、慰めようとしたにもかかわらず動作・言葉がうまく機能しなかった様子を表しており、「ぎこちない」が最も自然。①は悪意を含むcruelに近く、③は意図的な行為、④はindifferentに対応し、いずれもclumsyのニュアンスとは異なる。
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