monument
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
monumentのラテン語源はmonumentum(警告する・思い出させるもの)で、動詞monereに由来します。コアイメージは「ある出来事・人物・時代の存在を後世に証明し続けるもの」。石造りの記念碑はその最も典型的な形ですが、これが抽象化されると「歴史の遺跡」(時代を証明するもの)や「顕著な例」(何かの存在を証明する証拠)という意味にも自然につながります。大きく・重く・動かないというイメージも伴い、単なる目印ではなく「後世に残すべき重みのある証」というニュアンスを持っています。
2意味一覧
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名詞
記念碑・記念物
人物や出来事の存在を後世に「証明し続ける」物体の最も具体的な形。石碑・銅像・塔などが典型例。 -
名詞
歴史的遺跡・史跡
過去の時代や文明が「確かに存在した」ことを現代に証明し続けるもの。記念のために建てられたものでなくても、歴史の証となれば monumentと呼べる。 -
名詞
顕著な例・傑出した証拠
「~の証明」という抽象化された意味。a monument to human ingenuity(人類の創意工夫の傑出した証)のように、ある価値や性質を体現する存在を指す。 -
名詞
不朽の業績・永続的な作品
芸術や学術の世界で「後世に残り続ける偉大な成果」を指す用法。時を超えて残る「証」というコアイメージがそのまま活きている。
3例文
4よくある間違い・注意点
monumentを「記念碑」とだけ覚えると、a monument to foolishness(愚かさの際立った証拠)のような抽象的用法で意味が取れなくなる。「後世に残る証」というコアイメージで読むと、具体・抽象どちらの文脈でも対応できる。
memorialと混同しやすい。memorialは「追悼・哀悼」の感情的側面が強く、戦没者慰霊碑など亡くなった人への追悼が目的。monumentは追悼目的のものも含みつつ、より広く「証として残すもの」全般を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| memorial | 「追悼・哀悼」の感情に重点。亡くなった人や悲劇的出来事への追悼が目的で、monument より感情的・個人的なニュアンス。 |
| landmark | 「目印・象徴的な場所・出来事」。その地域や時代を代表する目印というイメージで、monumentほど「後世への証明」という重みはない。 |
| relic | 「遺物・名残」。過去から残ったものという点は共通だが、relicは廃れた・時代遅れのニュアンスを伴うことがあり、必ずしも肯定的でない。 |
対義語: ephemera(はかないもの)、footnote(歴史の片隅のもの)
6派生語・関連語
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monumental
形容詞
記念碑的な;非常に重大な;巨大な(monumental achievementで「歴史に残る偉業」) -
monumentally
副詞
非常に、とてつもなく(monumentally important「きわめて重要な」) -
commemorate
動詞
(同語根monere)記念する、追悼する
7コロケーション
- erect / build a monument to ~(~の記念碑を建てる)
- a monument to ~(~の傑出した証・象徴)
- national monument(国定史跡・国家的記念物)
8確認テスト
“The crumbling bridges and empty factories are a monument to decades of poor economic policy.”
① 数十年にわたる経済政策の失敗を記念する碑
② 数十年にわたる経済政策の失敗を如実に物語る証
③ 数十年にわたる経済政策の失敗を追悼する遺跡
④ 数十年にわたる経済政策の失敗を称える業績
②が正解。ここでは石碑や遺跡ではなく「a monument to ~」の抽象用法。崩れた橋や廃工場が「失敗の証明として後世まで残り続けている」というコアイメージを読み取ると、「如実に物語る証」が最も自然。①は「記念(肯定的)」、③は「追悼(感情的・人物向け)」、④は明らかに文脈と矛盾するため不適切。
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