merit
【動】値する
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
meritのコアイメージは「客観的・本質的に備わっている価値や正しさ」です。外見や人間関係・運などによる評価ではなく、そのもの自体が内側から持っている真の価値を指します。人物に使えば「実力・功績」、物事に使えば「長所・利点」、議論や主張に使えば「正当性・妥当性」になります。動詞として使うと「(その価値に見合うだけのものを)値する」となります。日本語の「メリット」は「利点・利益」という意味で使われますが、英語のmeritはより「正当に評価されるべき本質的な価値」というニュアンスが強く、カタカナ語とはズレがあることに注意が必要です。
2意味一覧
-
名詞
(本質的な)価値、優秀さ、功績
その人や物が本来的・客観的に持っている価値のこと。外部の評価や偶然ではなく、内側から湧き出る「本物の力・実績」を指す。 -
名詞
長所、利点
ある物事が本質的に持っているプラスの側面。merits and demeritsのように「長所と短所」という形でよく使われる。 -
名詞
(主張・計画などの)正当性、妥当性
議論や提案が「本質的に筋が通っているか」という価値。’there is merit in the argument’(その議論には正当性がある)のように使われ、見落とされやすい重要な意味。 -
動詞
〜に値する、〜を受けるに足る
「それだけの本質的な価値がある」というコアイメージから、「値する・ふさわしい」という動詞の意味が生まれる。
3例文
4よくある間違い・注意点
日本語の「メリット」は「利益・得すること」に近いカジュアルな語感だが、英語のmeritは「客観的・本質的な価値や正当性」というフォーマルで真剣なニュアンスがある。「このプランのメリットは〜」を’The merit of this plan is…’と言うのは自然だが、’It’s a merit for me personally’(私個人にとって得だ)のような使い方は不自然で、そこはadvantageやbenefitが適切。
merit(価値・功績)とvirtue(美徳・道徳的な善さ)を混同しやすいが、meritは「客観的な実績や能力の高さ」、virtueは「道徳的・精神的な善さ」という違いがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| virtue | 道徳的・精神的な善さや美徳を指すことが多く、meritより精神的・倫理的な色合いが強い。 |
| advantage | 他と比べたときの相対的な「有利さ・優位性」を示す。meritが内在的な価値なのに対し、advantageは比較による優位性に焦点がある。 |
| worth | 金銭的・実用的な価値にも使われる広い語。meritほど「正当に評価されるべき内在的な価値」という厳密なニュアンスは持たない。 |
対義語: demerit、fault、defect
6派生語・関連語
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meritorious
形容詞
称賛に値する、功績のある -
meritocracy
名詞
能力主義(実力・功績によって地位が決まる社会・制度) -
demerit
名詞
欠点、短所;(学校などでの)減点、罰点
7コロケーション
- judge on (its) merits(内容・実力を基準に判断する)
- merits and demerits(長所と短所)
- merit special attention(特別な注目に値する)
8確認テスト
「We should judge each application on its own merits, not on the applicant’s background.」
① 利益
② 実力・内容の質
③ 印象
④ 経歴
② 実力・内容の質。’judge on its own merits’は「その内容・質そのものを基準に評価する」という慣用表現。背景や外部的要因ではなく「本質的・客観的な価値で判断する」というmeritのコアイメージがそのまま表れている。①の「利益」は日本語のカタカナ「メリット」の罠、③④はいずれもmeritが持つ「本質的な価値」のニュアンスを捉えていない。
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