retail
【形】小売の
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
retailの語源はフランス語の「retaillier(切り分ける)」。大量の商品を「小さく切り分けて」一般消費者に販売するイメージが根底にある。卸売業者が大量にまとめて売る「wholesale(卸売)」に対し、retailは商品を個別に分けて最終消費者に届ける「末端の販売」を指す。名詞・形容詞として「小売(の)」を表すが、動詞用法では「〜を小売する」や「(噂・情報を)言いふらす」という意味にもなる。情報を「切り分けて広める」イメージが転じたものだ。また「retail price(小売価格)」のように、定価・市場での販売価格というニュアンスも内包している。
2意味一覧
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名詞
小売(業);小売販売
商品を切り分けて消費者に直接売る行為・業態を指す。「小売で働く」「小売業界」のような使い方が典型的。 -
形容詞
小売の;小売価格の
「消費者へ直接売る」段階に関わるものであることを示す修飾語。retail price(小売価格)やretail store(小売店)のように使う。 -
動詞
〜を小売する;(噂・情報を)言いふらす、広める
「切り分けて渡す」コアから派生し、物だけでなく情報・噂を小出しに広める意味にも転用される。日本の単語帳では見落とされがちな重要用法。 -
副詞
小売で;小売価格で
「buy/sell retail(小売で買う/売る)」のように、取引の形態を示す副詞としても機能する。
3例文
4よくある間違い・注意点
retail(小売)とwholesale(卸売)を逆に覚えやすい。retailは最終消費者への直接販売、wholesaleは業者間の大量販売と、「誰に売るか」で区別すること。
動詞用法「噂を言いふらす」を知らない受験生が多い。長文中でgossip・rumourなどの語と共起している場合は注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| commerce | 商業全般を広く指す語。retailのように「消費者への直接販売」に限定されず、卸売・貿易なども含む。 |
| merchandising | 商品の企画・陳列・販促活動など、小売に関わるマーケティング活動全体を指す。retailより戦略・手法のニュアンスが強い。 |
| trade | 売買・取引一般を指し、retailより広い概念。業界・業種を指す場合にも使われる。 |
対義語: wholesale(卸売)、bulk sale(一括販売)
6派生語・関連語
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retailer
名詞
小売業者;小売店
-
retailing
名詞
小売業;小売(の行為) -
retail price
名詞(句)
小売価格;定価
7コロケーション
- retail price(小売価格)
- retail store / retail outlet(小売店)
- work in retail(小売業で働く)
8確認テスト
“He retailed the scandalous story to everyone at the party.”
① 彼はそのスキャンダラスな話をパーティーで全員に売りつけた。
② 彼はそのスキャンダラスな話をパーティーで全員に言いふらした。
③ 彼はそのスキャンダラスな話をパーティーで全員から買い集めた。
④ 彼はそのスキャンダラスな話をパーティーで全員に否定した。
② が正解。retailには「情報・噂を小出しに広める・言いふらす」という動詞用法がある。storyやgossipを目的語にとるこの用法は、コアイメージ「切り分けて渡す」が情報に転用されたもの。①は物を売る意味で取ってしまった誤り、③④はコアイメージと無関係。
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