wipe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
wipeのコアイメージは「何かの表面に沿って手や布などを滑らせ、そこにあるものを除去する」動作です。「拭く」という日本語が最も近いですが、それだけではありません。物理的な汚れを拭き取るだけでなく、「痕跡を完全になくす」という意味合いも強く持ちます。たとえばデータを「消去する」場合もwipeを使いますが、これも「表面を一掃する」イメージから来ています。さらに「wipe out(壊滅させる)」「wipe off(帳消しにする)」など、フレーズ動詞になっても「ゼロにする・跡形もなくする」というニュアンスが一貫して流れています。cleanが「清潔な状態にする」ことに重点があるのに対し、wipeは「除去する動作そのもの」に焦点があります。
2意味一覧
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動詞
(布や手などを表面に滑らせて)拭く、ぬぐう
表面に沿って何かを滑らせる動作そのものを指す。汚れ・液体・涙など、表面にある不要なものを取り除く行為。 -
動詞
(記録・データ・記憶などを)消去する、抹消する
「表面を一掃して跡をなくす」イメージが転じて、デジタルデータや記憶など無形のものを「白紙に戻す」ニュアンスに使われる。 -
動詞(wipe out の形で)
壊滅させる、全滅させる
「面全体を滑らせて何もなくす」ことの極端な形。存在をまるごと消し去るイメージから「壊滅」を表す。 -
名詞
一拭き、ウェットティッシュ(除菌シートなど)
動作名詞として「拭く一動作」を指したり、「拭くための道具(シート)」を意味したりする。
3例文
4よくある間違い・注意点
wipeとcleanを混同しやすいが、cleanは「清潔な状態にすること」が目的であるのに対し、wipeは「拭くという動作・不要なものを除去する動き」そのものに焦点がある。例えば「テーブルを丁寧に洗って清潔にした」はclean the tableが自然で、wipeだと布を滑らせる一拭きのニュアンスが強くなる。
「wipe out」を「消す」程度に軽く解釈しがちだが、実際には「完全に抹消・壊滅させる」という非常に強い意味。軽い文脈でのdelete(削除する)とは使い分けが必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| clean | 「清潔にすること」が目的で、手段は問わない。wipeは拭くという動作(布や手を滑らせる)に焦点がある。 |
| erase | 文字・記録を「消す」点でwipeに似るが、eraseは鉛筆の跡など特定の痕跡を消すイメージ。wipeはより広く「面ごと一掃」するニュアンスが強い。 |
| mop | モップで床を拭くなど、大量の液体を吸収しながら拭く動作。wipeより動作が大がかりで、主に床面に使う。 |
| dab | 「そっと押さえるように拭く」動作。wipeが滑らせるのに対し、dabは点で軽く触れるイメージ。傷口を拭う際などに使われる。 |
対義語: soil、stain、dirty
6派生語・関連語
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wiper
名詞
拭くもの;ワイパー(車のフロントガラスの拭き取り装置) -
wipe-out
名詞
壊滅、完全な失敗;(サーフィンなどで)大転倒
7コロケーション
- wipe one’s hands(手をぬぐう)
- wipe out(壊滅させる/全滅する)
- wipe away tears(涙をぬぐう)
8確認テスト
“The new management wiped out all the previous records and started fresh.”
①以前の記録をすべてコピーして保存した
②以前の記録をすべて消去して白紙からやり直した
③以前の記録を丁寧に整理して並べ直した
④以前の記録を少しずつ修正していった
② 「wipe out」は「表面を一掃して跡形もなくする」というコアイメージから、記録を完全に消去するという意味になる。「白紙からやり直す」というニュアンスが「started fresh」とも呼応しており、②が最も自然。①③④はwipeの「跡形もなく除去する」という核心から外れている。
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