altogether
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
altogether のコアイメージは「all(すべて)+ together(ひとつに)」という語源が示す通り、「バラバラなものをまとめて一つに束ねた状態」。この「全体をひとかたまりとして見る」感覚が根底にある。加算したり統合したりした上で「トータルで」という数量的なまとめ方にも、程度や状態を「完全に・まるごと」と言い表すときにも、さらに「すべてを考慮に入れると」という話のまとめ方にも同じイメージが流れている。個々の要素を足して一つの総体として眺める視点こそが、この単語の本質だ。
2意味一覧
-
副詞
全体で、合計で
複数の数・量をひとまとめに束ねた結果を示す用法。「all をまとめると」という語源がそのまま表れている。 -
副詞
まったく、完全に
程度を「すべてひとつに束ねた状態=余すところなく」と捉えると「完全に」になる。部分的ではなく丸ごと当てはまるニュアンス。 -
副詞
全体的に見て、総じて(文頭・文末で話をまとめるとき)
それまで述べてきた個々の事柄を「一つにまとめて評価・判断する」ときに使う。「結局のところ」「総合的には」と訳せる場面が多い。 -
副詞
(否定語と組み合わせて)必ずしも〜というわけではない
not altogether で「完全にそうとは言えない」という部分否定になる。「全部まとめて当てはまるわけではない」というコアイメージからの自然な展開。
3例文
4よくある間違い・注意点
all together(全員・すべてが一緒に)と混同しやすい。「We were all together at the party.(私たちは全員パーティーに一緒にいた)」のように、all together は「人・物が同じ場所に揃っている」という空間的・物理的なまとまりを指す。altogether は副詞として程度や総計・総評を表す点が異なる。
「まったく」という訳に引きずられ、not altogether を「まったく〜ない(完全否定)」と誤解しやすい。実際は「完全には〜ではない(部分否定)」であり、むしろ「ある程度はそうだが全面的ではない」というニュアンスになる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| completely | 「完全に」という強調に特化し、合計・総評の意味はない。altogether より硬い文語的な響き。 |
| totally | 口語的に「まったく・完全に」を意味するが、数量の合計や話のまとめには使えない。 |
| in all | 「合計で」の意味のみに対応し、「完全に」や「総じて」という用法はない。より数字・数量に限定される。 |
| on the whole | 「全体的に見て」という総評の意味では近いが、数量の合計や「まったく」という強調には使えない。 |
対義語: partially、partly
6派生語・関連語
7コロケーション
- not altogether surprising(まったく驚くことではない/ある程度は予想できた)
- altogether different(まったく別物の、全然違う)
- altogether about 〜(合計でおよそ〜)
8確認テスト
“His explanation was not altogether convincing.”
① 彼の説明はまったく説得力がなかった。
② 彼の説明は全体的に説得力があった。
③ 彼の説明は完全に納得のいくものではなかった。
④ 彼の説明は合計すると説得力があった。
③ not altogether は「完全に〜というわけではない(部分否定)」を意味する。「ある程度は説得力があるが、まるごと納得できるとは言えない」というニュアンスが③に対応する。①の「まったく〜ない(完全否定)」は not at all に相当し、altogether とは異なる。
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