migrate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
migrateのコアイメージは「ある目的・季節・理由に従って、一つの場所から別の場所へと定期的・組織的に移動する」こと。単なる移動(move)と違い、「周期性」や「集団性」「目的地への方向性」が含まれる。渡り鳥が毎年南北を行き来するイメージがまさに典型例。この「決まったパターンで場所を変える」というニュアンスが、動物の移住だけでなく、人間の季節労働者の移動、さらにはコンピュータシステムの移行(データやシステムを別の環境へ移す)にも応用される。「漠然とどこかへ動く」のではなく、「目的ある移動」がこの語の本質。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(動物・鳥が季節に応じて)渡る、移動する
目的地へ向かって周期的に場所を変えるというコアイメージが、渡り鳥や動物の季節移動にそのまま当てはまる。 -
動詞(自動詞)
(人が)移住する、移り住む
仕事や生活環境を求めて人が別の地域・国へ移るのも、「目的を持った移動」というコアイメージに合致する。 -
動詞(自動詞/他動詞)
(データ・システムを)移行する、移植する
IT分野では、データやソフトウェアを旧環境から新環境へ「目的を持って移す」行為を指す。コアイメージの現代的な拡張。
3例文
4よくある間違い・注意点
immigrate(外から入ってくる移住)・emigrate(外へ出ていく移住)と混同しやすい。migrateは出発地・目的地どちらにも焦点を当てず「移動そのもの」を指す中立的な語。immigrate/emigrateは人間の永住目的の移動に限られるが、migrateは動物・人・データと幅広く使える。
moveと混同しないこと。moveは単なる「位置の変化」だが、migrateは「周期性・目的・方向性のある移動」。渡り鳥の動きをmoveと言うのは不自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| immigrate | 他国から自国へ入ってくる永住目的の移住に限定。migrateのような周期性・動物への適用はない。 |
| emigrate | 自国から他国へ出ていく永住目的の移住に限定。migrateと違い一方向のみ、かつ人間専用。 |
| move | 最も汎用的な「移動・引っ越す」。周期性や目的の含意はなく、スケールも個人レベル。migrateほどの組織的・方向的ニュアンスはない。 |
| travel | 旅行・移動全般を指し、目的地への往復が前提。migrateの「定住地を変える」という含意はない。 |
対義語: settle、stay
6派生語・関連語
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migration
名詞
移住、渡り、(データの)移行
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migrant
名詞・形容詞
移住者、渡り鳥;移住する(migrant worker=出稼ぎ労働者)
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migratory
形容詞
移住性の、渡りをする(migratory birds=渡り鳥) -
immigration
名詞
(外国からの)移住、入国;入国審査
7コロケーション
- migrate to + 場所(〜へ移住する/移行する)
- migrate seasonally(季節的に移動する)
- migrate data / migrate a system(データ/システムを移行する)
8確認テスト
“Millions of people migrated from Europe to the Americas in the 19th century.”
① ヨーロッパとアメリカを旅行した
② ヨーロッパからアメリカ大陸に移住した
③ ヨーロッパとアメリカの間で貿易した
④ ヨーロッパからアメリカへ旅行して帰ってきた
②
「目的を持って場所を変える」というmigrateのコアイメージから、単なる旅行(①④)や貿易(③)ではなく、生活の拠点を新大陸へ「移す」という移住の意味が最も自然。19世紀のヨーロッパからアメリカへの大規模移住という歴史的文脈もヒントになる。
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