volunteer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
volunteerの語源はラテン語の「voluntas(意志・意欲)」です。コアイメージは「外から強制されることなく、自分の意志で率先して何かをする」こと。誰かに頼まれたからではなく、自分の内側から湧き出る動機で行動するニュアンスが常に底流にあります。だからこそ動詞では「自ら申し出る・買って出る」、名詞では「ボランティア(無報酬で自発的に働く人)」、形容詞では「自発的な・任意の」という意味になります。「義務・強制・報酬」と対極にある点がこの単語の本質であり、どの品詞・文脈でも「自らの意志で」というニュアンスは変わりません。
2意味一覧
-
動詞(自動詞)
(強制されずに)自ら申し出る、買って出る
外部からの圧力なしに、自分の意志で「やります」と名乗りを上げる行為。「誰もやらないなら自分が」という積極的な自発性がポイント。 -
動詞(他動詞)
〈情報・意見などを〉進んで提供する、自発的に話す
「自分の意志で差し出す」というコアイメージが情報・意見に適用された用法。聞かれてもいないのに自ら進んで情報を提供するニュアンス。受験では見落とされがちだが重要。 -
名詞
ボランティア(無報酬・自発的に働く人)、志願者
「自らの意志で動く人」がそのまま名詞化したもの。報酬や強制がなく、自分の意志だけを原動力に働く人を指す。 -
形容詞
自発的な、ボランティアの、任意の
「強制でなく意志から生まれた」という状態を名詞に付加する。volunteer work(ボランティア活動)のように名詞を修飾して使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ボランティア」は日本語では名詞としてしか使わないが、英語では動詞・形容詞としても頻繁に使われる。特に他動詞用法(情報・意見を進んで提供する)は日本人が見落としやすく、volunteer information / volunteer an answer などの形で重要。
voluntaryとの混同に注意。volunteerは「人」や「行為そのもの」を指すことが多いが、voluntaryは「任意の・強制でない」という形容詞専用語。「voluntary action(任意の行動)」はvolunteer actionとは言わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| offer | offerは「提供する・申し出る」で広く使えるが、自発性・無報酬のニュアンスはない。volunteerは必ず「自分から率先して」という意志の強さを含む。 |
| step up | 「一歩踏み出す」という行動の積極性を強調するカジュアルな表現。volunteerより口語的で、責任を引き受けるニュアンスが強い。 |
| come forward | 「(問題解決のために)名乗り出る」で、特に情報提供や証言の場面で使われる。volunteerより状況が限定的。 |
対義語: be drafted、be compelled、be forced
6派生語・関連語
-
voluntary
形容詞
自発的な、任意の、無報酬の
-
voluntarily
副詞
自発的に、進んで、任意に -
volunteerism
名詞
ボランティア精神、自発的奉仕活動(の理念)
7コロケーション
- volunteer for ~ (〜に志願する/〜のためにボランティアをする)
- volunteer information / an answer (情報・答えを進んで提供する)
- volunteer work / service (ボランティア活動・奉仕活動)
8確認テスト
‘When the teacher asked who knew the answer, Tom volunteered that he had seen the answer key the night before.’
① トムは答えを知っていると志願した
② トムは前夜に解答集を見たと自ら進んで話した
③ トムは答えを教えてほしいと申し出た
④ トムはボランティアとして答えを探した
②
「volunteer that …」は他動詞用法で「(聞かれてもいないのに)〜だと自ら進んで話す」の意味。この文では先生が「誰が答えを知っているか」と聞いただけなのに、トムは余分な情報(前夜に解答集を見た)まで自発的に口にしてしまった、というニュアンス。「自分の意志で情報を差し出す」というコアイメージが情報提供に適用された典型例。①や③は文の構造と合わず、④は意味が全く異なる。
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