environment
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
environmentの語源はフランス語のenvironner(=取り囲む)。en-(周囲に)+viron(回る)という構造から、「ある対象を取り囲んでいるもの全体」というコアイメージが生まれる。自然の生態系・気候といった「自然環境」から、職場・家庭・学校といった「社会的な取り巻く状況」、さらにはコンピュータの動作基盤である「動作環境」まで、スケールが大きくても小さくても、「何かを取り囲んでいる外側の条件や状況の総体」を指す。単なる場所ではなく、対象に影響を与える外部要因の集まりという点がポイントである。
2意味一覧
-
名詞
(自然)環境
生物を取り囲む気候・生態系・地形などの自然条件の総体。「the environment」と定冠詞をつけると「(地球全体の)自然環境」を指す用法として定着している。 -
名詞
(社会的・心理的)環境、状況
人間を取り囲む職場・家庭・文化などの社会的条件の総体。「取り囲む外部要因」というコアイメージが、自然に限らず人や組織を巡る状況にも広がる。 -
名詞
(コンピュータの)動作環境
プログラムやシステムを取り囲む設定・ハードウェア・ソフトウェアの条件の総体。IT分野でも同じコアイメージが活きており、「operating environment(動作環境)」のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「the environment」と定冠詞をつけると「(地球の)自然環境」という特定の意味に絞られることが多い。an environmentやa … environmentなど不定冠詞や形容詞が伴う場合は「ある特定の環境」を指す。定冠詞の有無でニュアンスが大きく変わることに注意。
surroundingsと混同しやすいが、surroundingsは「目に見える周囲の物理的な場所・景観」に近く、environmentほど「対象に影響を与える条件の総体」というニュアンスは強くない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| surroundings | 目に見える物理的な周囲の場所・景観を指すことが多く、environmentのように「影響を与える条件の総体」という含意は薄い。 |
| setting | 物語・場面・状況の「舞台・背景」というニュアンスが強く、その場の雰囲気や文脈に重点が置かれる。 |
| atmosphere | その場に漂う雰囲気・空気感に焦点を当て、人が感じ取る感覚的な要素が前面に出る。 |
| conditions | 複数形で「諸条件」を指し、個別の具体的な要因を列挙するニュアンスが強い。environmentのような「取り囲む全体像」という一体感は薄い。 |
対義語: organism(生物本体)、individual(個人・主体)
6派生語・関連語
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environmental
形容詞
環境の、環境に関する
-
environmentally
副詞
環境的に(例:environmentally friendly=環境にやさしい) -
environmentalist
名詞
環境保護活動家 -
environmentalism
名詞
環境保護主義
7コロケーション
- protect the environment(環境を守る)
- a work / learning environment(職場/学習環境)
- environmental impact(環境への影響)
8確認テスト
“Children who grow up in a nurturing environment tend to develop stronger social skills.”
① 自然環境 ② 育ちやすい地域 ③ 愛情あふれる環境 ④ 学校の雰囲気
③「愛情あふれる環境」が正解。nurturing(育みを与える)という形容詞が示す通り、ここでのenvironmentは自然や場所ではなく、子どもを取り囲む家庭・人間関係・心理的条件の総体を指している。environmentのコアイメージ「取り囲む外部要因の総体」が、社会的・心理的な状況に当てはまる典型例。①は自然環境に限定しすぎ、②は地域という物理的な場所に誤訳、④はatmosphereに近いニュアンスでenvironmentの総体的な意味を捉えていない。
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