discrimination の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

discrimination

/dɪskrìmənéɪʃən/
【名】差別、区別、識別

重要度
17/23
ⓘ 重要度とは
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。

1コアイメージ

discrimination の核心
「違いを見分けて選り分けること」

discriminationの語源はラテン語の「discriminare(分ける・区別する)」。コアイメージは「ものごとの違いを鋭く見分け、そこで選り分けを行う」こと。この「選り分け」が公平な基準に基づいていれば「識別・弁別・審美眼」という肯定的な意味になり、人種・性別・年齢など不当な属性を根拠にした選り分けであれば「差別」という否定的な意味になる。同じコアイメージが文脈によってまったく異なる評価を持つ点が特徴で、「差別」という訳語だけを覚えると肯定的な用法を見落としてしまう。根底にあるのは常に「違いを認識してカテゴリー分けする」という一本の軸である。

2意味一覧

  • 名詞
    差別(不当な選り分け)
    属性の違いを根拠に不公平な選り分けをすることで、コアイメージの「負の適用」にあたる最も頻出の意味。
  • 名詞
    区別・識別(ものを見分ける行為)
    コアイメージそのままで、二つのものの違いを見分ける中立的な行為。「discrimination between A and B(AとBの区別)」という形でよく使われる。
  • 名詞
    審美眼・識別力・鑑識眼(洗練された判断力)
    「違いを鋭く見分ける」能力が高いレベルに達したとき、「優れた審美眼・センス」という肯定的な意味になる。a person of great discriminationで「鑑識眼のある人物」を指す。

3例文

I have faced discrimination because of the colour of my skin.
私は肌の色のために差別に遭ったことがある。
肌の色という属性で不当に選り分けられる「差別」の用法。
The law makes no discrimination between men and women.
その法律は男性と女性を区別しない。
中立的な「区別・識別」の用法。差別的ニュアンスはない。
She chose the furniture with great discrimination.
彼女は卓越した審美眼で家具を選んだ。
「違いを見分ける高い能力」=鑑識眼・センスという肯定的用法。

4よくある間違い・注意点

ここに注意

「discrimination=差別」とだけ覚えると、中立的な「区別・識別」や肯定的な「審美眼・鑑識眼」の意味を読み飛ばしてしまう。文脈に必ず注目すること。

racial discrimination(人種差別)・sexual discrimination(性差別)など修飾語が付くと差別の文脈が明確になるが、修飾語なしで「識別力」の意味で使われることもあるため、前後の文脈を丁寧に確認する必要がある。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
prejudice 根拠のない思い込みや偏見そのものを指し、行為よりも心理的な先入観に焦点を当てる。discriminationが「行為・扱い」に重点を置くのに対し、prejudiceは「内面の偏った態度」を指す。
bias 特定の方向への傾き・偏りを指す広義の語。差別行為というよりも、判断や統計に生じる系統的な「偏り」を表すことが多い。
distinction 区別・差異そのものを指す中立語。discriminationの「識別」に近いが、不当な扱いのニュアンスはまったくなく、純粋に「違い・区分け」を意味する。

対義語: equality(平等)、impartiality(公平性)

6派生語・関連語

7コロケーション

  • face / suffer discrimination(差別に遭う)
  • racial / gender discrimination(人種差別 / 性差別)
  • discrimination against ~(〜に対する差別)

8確認テスト

次の英文の下線部 discrimination の意味として最も自然な日本語訳を選べ。

“A wine expert of such fine discrimination can identify the vintage from a single sip.”

① 差別
② 偏見
③ 鑑識眼
④ 規制

▶ クリックして解答を表示
③ 鑑識眼。wine expertという文脈と、「一口で産地・年代を言い当てる」という内容から、「違いを鋭く見分ける高い能力=鑑識眼・審美眼」というコアイメージの肯定的用法であることがわかる。「差別」や「偏見」では文意が成立しない。


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