do
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
doのコアイメージは「ある目的・基準を満たす・達成する」こと。助動詞としての「する」は最もベーシックな用法だが、「十分である」という意味もここから生まれる。「これで用が足りる(= これが目的を果たす)」という感覚だ。日本語の「間に合う」「足りる」「役に立つ」はすべて「その場の目的を達成できる」という一点でつながっている。また「〜をやっつける・処理する」「〜を施す(do one’s hair)」など、対象に何らかの行為を加えて目的を完了させるニュアンスも同じ根っこを持つ。英語のdoは「アクションを起こして結果を出す」動詞だと意識すると、多彩な意味が一本の糸でつながって見えてくる。
2意味一覧
-
動詞
する、行う
対象に働きかけてある行為を完遂させるのが最も基本的な用法。「目的を果たすための行動」がコアイメージに直結する。 -
動詞
十分である、間に合う、役に立つ
「その状況の目的・基準を満たす」ということ。「足りる」「間に合う」は言い換えれば「ニーズを達成する」状態であり、コアイメージから自然に導かれる。 -
動詞
〜に施す、仕上げる(髪・化粧・料理など)
対象に手を加えて「完成状態にする」こと。do one’s hair / do the dishesのように、処理・仕上げを完了させるニュアンスがコアイメージに重なる。 -
動詞
(距離・速度を)こなす、達成する
「ある目標値を達成・処理する」こと。The car does 200 km/h.(その車は時速200kmを出せる)のように、能力として目的値を満たすイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「十分である」の意味でdoを使う際、主語が「もの・金額・状況」になることを忘れがちになる。This will do. / Any pen will do. のように、主語に「それ自体が目的を満たす」ものを置く感覚を身につけよう。
makeと混同しやすい。makeは「ゼロから何かを生み出す・作り出す」イメージ、doは「すでにある課題・タスクを処理・完了させる」イメージ。do homework(宿題をこなす)は言えるが、make homework は不自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| suffice | 「十分である」の意味に特化した格式語。doよりフォーマルで、日常会話ではdoの方が自然。 |
| perform | 「する・行う」の意味での類義語だが、performは役割・技能・義務を「実演・遂行する」ニュアンスが強く、より公式・専門的な文脈で使われる。 |
| serve | 「役に立つ・間に合う」の意味での類義語。serve the purposeのように「目的に奉仕する」感覚があり、doより目的意識が明示されやすい。 |
対義語: fail、be insufficient
6派生語・関連語
-
doable
形容詞
実行可能な、できる -
undo
動詞
元に戻す、取り消す
-
overdo
動詞
やりすぎる、過剰にする
-
deed
名詞
行為、行い(doの古形から派生)
7コロケーション
- do one’s best(最善を尽くす)
- do harm / do good(害を与える/善をなす)
- That will do.(それで十分だ・もういい)
8確認テスト
“I don’t have a proper bag, but this old backpack will do for now.”
① この古いリュックは今後も使えるだろう
② この古いリュックは今のところ間に合うだろう
③ この古いリュックはすぐに手に入るだろう
④ この古いリュックはやがて新しくなるだろう
②
「will do」は「その場の目的・基準を満たす」がコアイメージ。適切なバッグがない状況で、古いリュックが「今の目的を果たせる=間に合う・十分だ」という意味。for now(今のところ)とも自然につながる。①③④はいずれもdoのコアイメージからは導けない訳。
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